幸福ロケット

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 552
感想 : 129
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591089705

感想・レビュー・書評

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  • 小学生のときこんな恋愛しなかったなぁ
    おませさんとはちょっと違う、オトナな女の子のお話。
    今の私にとっては、ちょっと皮肉。

  • やっぱりこの人の作品は好きです。
    登場人物がこちらに入り込んでくる感じで。
    伊坂幸太郎の「砂漠」の年少バージョンといった雰囲気でした。

  • 文京区からお花茶屋へ越してきた小学5年生の香な子の話。
    最初は気にならなかったけど、どんどん気になる存在になる
    同級生の男の子コーモリや恋のライバルのかわいい町野さん、
    元モデルの美人な先生など、みんなキャラがたっていて
    すごく面白かった。あっという間に読んでしまった。
    子供のころの懐かしい気持ちが思い出されて心地よい読後感。
    子供だってへらへらと気楽に生きてるわけじゃないんだって
    ことを大人になると忘れているけど、その気持ちを思い出した。
    子供だっていろんな事情があって大変だし、物事をきちんと
    受け止める器だってあるんだって。

  • このお話の主人公は小学生の女の子。
    この子がまたかわいいのだ。
    お話は小学生同士のちょっとほろ苦い恋物語。
    たぶん、山本さんのお話の中では一番みずみずしい。
    ライバルでクラスのかわいい女の子とかも出てくるんですが、
    そっちの子がまた非常に痛い。

    勘違いしたかわいこぶった女というのは、
    時に頬面をはりとばしてやりやくなるもんですが、
    この本に出てくる町野さんという子は、
    ああ、かわいい子の勘違いって
    へたれな子よりも痛いんだなあと
    むしろ気の毒になってしまいました。

  • 遥か!?昔のゴムボールとバットを抱えていた小学生だったころの自分にクラスメイトの一人としてタイムスリップできるような、そんな物語です。
    クラスメイト同士の小5の香な子とコーモリ君が京成電車の中ではぐくむ奇妙な友情以上初恋未満のホットウォーミングな物語。
    元モデルで美人だけどちょっと怖い鎌倉先生、恋のライバルでお嬢様の町野さん。ちょっと抜けた日下君など、まわりを取り囲む登場人物も物語に厚みをもたせています。
    わくわくのラストのシーンでは気持ちはいっしょに走っていました。Anytime Anywhere~あなたの、未来には誰がいますか。

  • もうこの本は
    5回以上読んでる

    コーモリ、いい男です

    小学生なのに
    なんだか大人っぽい



    引っ越すことになった
    コーモリを追いかける
    香な子の溢れ出す気持ち

    いつもこの場面くると
    うるっときます(´^O^`)


    最後に
    あの町野さんが現れて
    わお!ってなった




    切なさもあるけど、
    一番最後の文でなんか
    心がほっこりしました


    また未来で会えたらいいね

  • 私の恋愛レベルは小学生並と発覚。
    むしろ私より大人だわ。
    とても良いです◎

  • 小学生の話。なにげないやりとりが面白かった

  • 最近ハマってるこの作者
    今回の主人公は10歳の少女

    転校、友情、そしてほのかな恋
    10歳って、こんなだったかなぁ???

    出てくる人が、みんな良い人なのが
    ちょっとうそくさいけど、でもホンワカした気持ちになれる。
    カナちゃんと、コーモリくん
    いつか再会できるといいな・・・・

  • 本人曰く“不幸”を抱えた香な子の日常を描いた作品。

    同級生のコーモリを好きなことに気づいていく香な子と、ずっと前から香な子が好きなコーモリとの関係がじれったくて、また元モデルの香な子の担任や、ご飯をよく食べに来る香な子の叔父さん、いつまでも仲の良い両親など登場人物が魅力的で、面白かった。

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著者プロフィール

山本幸久
一九六六年、東京都生まれ。中央大学文学部卒業。編集プロダクション勤務などを経て、二〇〇三年『笑う招き猫』で第十六回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。ユーモア溢れる筆致と、魅力的な登場人物が読者の共感を呼び、幅広い世代から支持されている。主な著作に『ある日、アヒルバス』『店長がいっぱい』『大江戸あにまる』『花屋さんが言うことには』『人形姫』などがある。

「2023年 『あたしとママのファイトな日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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