もぐらのバイオリン (ポプラせかいの絵本 17)

  • ポプラ社
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本棚登録 : 153
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591090992

作品紹介・あらすじ

じめんのしたでいっぴきのもぐらがくらしていました。たのしいけれど、なにかものたりないせいかつ…。あるひ、もぐらはいままできいたことがないほどうつくしいおんがくにであいました。それは、もぐらを、そしてせかいをつつむしあわせの、はじまりだったのです。

感想・レビュー・書評

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  • もぐらさん。指たくさんあって器用そう。絵がきれい。昼間ちゃんと働いて、夜、練習して、というスタンスも素敵だし、バイオリンを演奏している顔もにっこり。バイオリンを聞いた兵士たちも、感じ入るように武器を手放し、ほっとしたように抱き合ったり手を取りあっていて、嬉しそう。
    もしこういう風に世界が感じられたら、素敵だなぁと思った。

  • 2011.08.24 読了
    誰かの反応や見返りを期待した行動より、何気ない行動を他人は評価し、心を動かされるもの。

  • 地面の下の穴の中で、バイオリンの練習をしながら暮らしているもぐら。
    ~自分のバイオリンを聴いた人々が、癒され優しい気持ちになって闘いさえもやめてしまう~
    そんな世界を想像しながら。
    なーんてね。自分の想像に失笑するもぐら。
    でも地上ではまさにその通りの事が!!

    自分の行動が知らず知らずのうちに、多くの人に影響を与えているかもしれない。
    そんな想いで、一つ一つの行動に心を込める事が出来たなら。
    久し振りに心に響いた絵本です。

  • 「このバイオリンのねいろが、人々にとどいていたら……」ちいさなもぐらがバイオリンを練習しはじめます。もぐら弾くバイオリンの音色は木を育て、やがてその木を伝わり地上に響き渡ります。僕の弾くバイオリンをみんなに聞いてもらいたいな、僕の弾くバイオリンで心が温かくなったらいいな。もぐらは知らないのです、地上の上でその夢がかなっていることを。
    自然を育み、争いを止め、人々を癒すバイオリンの音色。改めて音楽の力を感じた。

  • 子供から大人までおすすめできる絵本。

    登場人物は地中で孤独に暮らすモグラのみですが、実にワールドワイドなスケールの物語です。
    「おれの音楽が世界を変えるかもしれない!」というページに心が震えました。

    物語も素敵ですが、絵も綺麗でこれだけでも十分楽しめます。
    一番初めの絵から注目です。

  • 好きでいること、夢をみること、続けること。

    「おれの音楽が世界を変えるかもしれない!」

    壮大な夢の力。音楽の力。

  • 地下の家の中でバイオリンを手に入れ、毎日毎日毎日毎日練習するもぐら。もぐらの演奏は木のねっこから木の葉へとつたわり、地上でくらす生き物、そして人間の心に届く。しずかでやさしくて力強い(奇跡を信じたくなる)絵本。

  • 本が置いてある喫茶店で読んだ。

    音楽が世界を変える

    なんて大それたこといわないもぐらさんが好きだなぁ~。

  • 2015.5.18
    友人のおすすめ。そういう人になりたいよね、音楽っていい!って娘と。

  • もぐらがバイオリンの練習を続けることで、知らぬ間に周囲の人たちを幸せにしている、というお話し。
    心の奥にじんわり響きました。

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著者プロフィール

アメリカのマサチューセッツ州ニューバリーポートに生まれる。ボストン・ファインアートミュージアムスクールに入学。1966年子どもの本に目覚め、数多くの絵本を読むと同時に、自分でも絵本を描き始めた。現在までに200冊を超える本に携わる

「2016年 『あらいぐまのヨッチー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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