- Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591091906
感想・レビュー・書評
-
大好きな保健室。そのあたたかさがたくさん詰まった本だった。すごくやさしい本だった。ここに来る子たちと同じような気持ちになる。。もう、先生くらいの年齢なのに。どうしたらもっと強くなれるんだろう…
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
家族や学校、親子や友だちといった身近な題材で歌を作るシンガーソングライターでエッセイストの筆者。様々な学校の養護教諭から聞いた12のエピソードを紹介している。時に詩的なとても優しい文章で養護教諭と子供たちとの交流が描かれる。
子供だけでなく大人もみな心にゆとりがなく、そのために傷ついてしまう。しかしお互いの心の根底には周囲の人への優しさと気遣いがある。
繊細で優しく脆い子供たちの想いが教諭たちの目を通して伝わってくる。読んでいて辛くなる場面もあるが、心にゆとりがない時こそ読んでおきたい一冊。 -
「子どもも、おとなも、先生も。みんな、居場所をさがしているのです。」
保健室という存在が子どもの頃どんなに心強かったか思い出しました。
又、保健室が先生や保護者にとっても心の拠り所となり得ることには、この本を読むまで気づくことはなかったです。
この本には優しい養護教諭の先生の話が載っていますが、当時の自分の先生も全てを包み込んでくれる優しい存在でいてくれたことに感謝の気持ちが込み上げました。
大人になるにつれ自分の居場所を見つけるのが難しくなってきます。学校の保健室のような居場所が大人にも必要だと感じます。ときには逃げ場に頼ってもいいんだと、優しく教えてもらいました。 -
なんて優しい養護教諭の先生なんだろう。
読みながら、涙が出てきて、心があたたかくなった。
子どもだけじゃなく、保護者にも寄り添ってくれる養護教諭がいる学校へ行きたくなる。
読みながら、自分の小学校の時の思い出がたくさんよみがえってきた。 -
『何があっても自分の心も自分の体も決して嫌いにならないでね』
用意された答えに向かってたくさんの人が迷わず歩いていく流れの中で、一人だけ、自分の心に正直になれるだろうか?
ときには、休んでね ときには、遠回りもいいよ ゆっくり歩いているときにしか見えないものの中に 大切なものもあるんだよ -
今の子どもたちは色んな悩みを抱えているんだろうな。
こんな優しい養護教諭の先生。
存在だけで安心すると思います。 -
保健室は学校の中にある「評価されない、ホッとできる」少し、特別な場所。この部屋には深い寂しさ、悲しみ、悩みを抱えた子どもたちがやってきて胸のうちを保健室の先生に明かす。保健室は怪我や体調不良だけでなく、心のケアも担っている場所なのだと気づかされた。
-
ただただ優しさに何度も涙した。
もちろん、ホントの話をそのまま書くわけにはいかないから、少々味付けされていて、それが気になる話もあるけど、
基本、あったかくって、優しくって、心が少しやぁ~らかくなる本^^ -
2013.12.12