妙なる技の乙女たち

著者 :
  • ポプラ社
3.44
  • (13)
  • (38)
  • (66)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 285
感想 : 40
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591101841

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 月へエレベーターのような特設通路によって行けるようになった未来
    その航路がある島を舞台にしたSF短編集
    特にリゾート開発をする会社の女社長と生物学者の女性コンビの話が好きだった

  • 短編集です。

    各話ごとに、主人公は変わって行きます。

    今よりちょっと先の近未来の物語。

    マイペースで、落ち込んで、賭けに出て、がむしゃらに走って・・・

    そして最後に満足げに笑う彼女たちの姿が、輝いて見えました。

  • 強い女の子がいっぱい。
    保母さんの話が好きです。

  • 軌道エレベーターが建設されて
    宇宙産業の中心地となったリンガ島で働く日本女性たち。
    小さなデザイン会社で宇宙服のコンペに挑む歩の
    「天井のデザイナー」
    水上タクシーテンダーの数少ない女性艇長水央の
    「湊のタクシー艇長」
    自然保護を名目に高級自然住宅を売り出す香奈江の
    「楽園の島、売ります」
    のんびりした私設保育園に迷い込んだ少年を保護する麻子の
    「セハット・デイケア保育日誌」
    欠員補充のためエレベーターに乗り込んだアテンダント麦穂の
    「Lift me to the Moon」
    ロボットハンドで彫刻を掘るアーマート第一人者里径の
    「あなたに捧げる、この腕を」
    宇宙で農業を実現するプロジェクトを進める美旗の
    「the Lifestyles Of Human-beings At Space」
    装丁:新上ヒロシ(ナルティス) 装画:D・キッサン

    働く女性たちのSF短編集です。
    宇宙産業が発展して生まれる職業がどれも魅力的。
    短編なので舞台設定の変化が大きいのが少し入りにくいかも。

  • 「そっかぁ……そんな遠くから、ねぇ」

    滂沱.

    軌道エレベータだけでこれだけの話を作るって凄い。

    連作集なので、さくっと読めます。
    いい話です、全部。

  • 再読。そういえばこれも宇宙エレベーターものだった。

  • 20100622

  • 一般人も軌道エレベーターで宇宙へ行けるようになった
    今から何十年か後の未来で
    今と同じように働く女子のお話。
    元気出ました。

  • 08.

  • 軌道エレベータがある都市と
    そこで生活している女性たちの話。
    ひとつの技術が生まれると
    その周りに色々な産業が展開するんだなぁと思うわけですよ。
    やっぱりこの人の話を読んでると社会の授業を受けている気分に…
    いやしかし、出てくる女性はみんなかっこよいのだぜ。

    ところで軌道エレベータって名前しか知らないぜ。
    なんか未来っぽいんだぜ。という人でも読めます。
    (それは私のことだな。)

全40件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小川一水の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×