- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591101841
感想・レビュー・書評
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派手な設定のSFがこういう女子の話になるとは!元気な女子大好き。
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西暦2050年が舞台なので、近未来小説ということになりましょうか。東南アジアの海上都市で働く女性たちを描くオムニバスストーリー。時代やエリアが少々変わろうとも、女性の抱える悩み不満は変わらない。ただ、女性たちの描き方に萩尾望都的な雰囲気が漂うよ。
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読書完了日2008年08月13日。
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ここでの評価はさほど高くないようだけど、ものすごく好きな作品だ、これ。 読んだ感触は、星野之宣のSF作品を読んだ時に感じるものに通ずるかと。地に足がついてるSF。それぞれの職場で矜持を持って仕事を全うする女性たちの姿がとてもしなやかで凛々しく、とても素敵だったー。
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この頃は結構大きな本屋に会社の帰りに寄れるようになって重宝しているのですが、やはり行きなれた本屋さんだとどこにどのシリーズがあるのか把握しているので勝手がよいのです。津田沼の丸善はSFのハードカバーが充実していて自分的にはすごく嬉しいのです。(他にも置いているかも知れないのですが探しきれていない…)
あ、小川一水さんの新刊が出ている!といそいそと買ってまいりましたよ。
相変わらず近未来をリアルに書くのが上手だなあ、と感心するのです。今回はどちらかと言うと主人公たちの物語性の方が語られていたのでSF設定はそこまでではなかったですが。ちょっと前に読んだ『万物理論』の新大陸を思い出しました。
それぞれ面白かったですが二人の価値観の違う女性が描かれている楽園の島のお話と保母さんのお話が面白かったなあ。仕事も恋愛も人生も。価値観は自分で見出すものであり、他者から押し付けられるものではない。
面白かったです。 -
2008.3
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相当、色々調べないと書けないよ〜〜。<br>
宇宙とか、メカとか、工業デザインとか、自然環境と環境保全とか、そういう細かい部分が違和感無く詳細に捏造されてて、すごいです。<br>
乙女の心理的にはちょっとそれはそうなのか?と思う部分もなきにしもあらずですが。まあ、それはこの小説にとって瑣末な事でしょう。
小川さんのSF入門編として、いいかもです。<br>
なんつーか、この人の本気作品、凄そうで……。 -
島から宇宙へ。
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軌道エレベータが出来た赤道上の国を舞台にした連作短編集。舞台設定はSFだけど、内容的にはあまりそれは関係ない。働く乙女達の物語。なんだか女性的なかわいらしい作品。
(200802)