([あ]1-2)ガールズ・ブルーII (ポプラ文庫 あ 1-2)

  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591102954

感想・レビュー・書評

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  • 落ちこぼれの高校に通う女子高生3人と男子高校生1人が主役の物語。
    前作から間を置かず読んだので、当たり前だが繋がりが良く分かる。高校3年となった主人公達。夏休みに入るのに皆んな進路が決まらない。勉強好きでは無いようで、取り敢えず大学と言う発想は無い。自分の時も明確に決めてはいなかったと思うのだが、やはりこの世代は決まって居ないとダメなのだろうか? 何とか最後には目標らしきものが皆んなに芽生える。
    プロポーズらしきものも2組あり、甘酸っぱい高校時代を思い出させる。おじさん(お爺さん?)には面白かったが、この作品は書かれてから15年経ち、今の中高生世代の受けはどうなのだろうか?

  • 何歳であっても
    その時より昔に戻れることはなく
    いつの日かその時を若かったなと懐かしむ日がくる

    女子高生には未来がある

    女子高生には希望がある

    そんな大事なことに女子高生のときには
    気がつけない

    何歳であっても
    目の前のことを大切に過ごした方がいい

    いつの日か後悔しないように

  • 2は持っていないのですが、多分ここに収録されてると思うんだよな…

    病室で、理穂が美咲にマニキュアを塗ってあげる処がすごく好きです。
    あさのあつこは、このくらいの、きらきらした感じが良いおもう。
    バッテリーは後半もたれる。個人的には結果も微妙でしたしね…

    <追記>
    これじゃない装丁のを買いました!
    「桜貝」て話でしたね

  • びっくりするくらいつまらない。自分のなかではあさのあつこさん作品への評価は高かったけど、本作のせいで評価が急激におちた。

    主人公のひとり語りがとにかくつまらない。
    本作は、「物語」ではなく、主人公の目線を通して語られるエッセイだとおもう。

  • 記録

  • 進路に悩みいろんなことを考えさせられるそんな青春。それはとても美しいものだと思った

  • 小説

  • 読後感は率直に青春だなぁと。
    あさのあつこさんの後書きにあったように、嘘でなく、わざとらしくなく掬い取る。そのことを、丁寧に書き上げた作品だったように思う。

    続編ともなるとキャラ設定が染みこんできて物語が面白くなってくる。その分だけ感情移入がしやすくなってとなるはずだが
    やっぱり親目線で見てしまうのも否めなかったかな。
    あさのあつこさんの文章の比喩であったり言い回しはとても小気味良い。はっとさせられるような言葉もたくさんでてきてそれはそれで語録を作りたくなってしまうくらい。

  • 人生には決断を迫られる時がある。進学、就職(退職・転職もまた然り)、結婚(離婚もまた然り)、あるいは転居などもその一に含まれよう。かかる決断の意味は、その時期、テーマに応じて大小様々である。一般に高校卒業時の決断は影響大なる時なのだろう。しかしそうは言っても、いや影響が大であるが故に決断は難しい。この心の揺らぎを淡々とした日常生活の中から描き出す。のみならず、シーンシーンを淡く美しく描く著者はすばらしい。特に、睦月と理穂、ふたりが夏の桜並木の下を歩くシーンが、初々しくていいなぁ。ほんといい感じです。

  • 言葉を大事にする主人公
    個性的な登場人物たちの日常

  • 1巻から繋がって?2巻の方が好き。
    最終的に登場人物達が迷いながらも自分の進む先を決めていくのが素敵だなって思いました。
    高校生の頃のこと思い出して、懐かしくて切ない気持ちになった。

  • 何年か後にはどうなっているんでしょうね。

  • 高校生の不安や希望がたくさんつまった作品でした。
    高校生の私にとってすごく共感できるシリーズでした。

    人にはたくさんの個性があって、
    一人一人、いろんな所で共感できるところがあるんだなーと思いました。

    主人公の揺れ動く、思春期独特の雰囲気がすごく好きでした。

  • ガールズブルーの続編。みずみずしさはそのままに、けれど二年生の時より少し大人っぽくなった印象。

  • ①の方は面白かった。
    美少女で病弱、強気、ってつぐみみたいだけど。

    ②は現実の描写の途中で回想が始まったりして、非常に読みにくい。
    どうやら主人公がそんな性格らしいけど、そこはちゃんと読みたい。

    あと男が一途すぎー(そこがイイんだけど)
    現実にはナイよね。

  • ぜひ、続編をみたいなと思いました!

  • 何年も前に一巻を読んで、その後なんとなくてに取らなかったガールズブルー。

    なんか、「おばかっぽく」書いてある女子高生の一人称が読みづらくて、ロシュ様読んでるならもっとスマートな語り口にしてほしいなぁ…などど思っているうちに忘れてて…


    やっぱり眩しい感じがしますね。
    高校生。
    同じ年の時に読んでたら何か違う印象を持ったかな?
    大学生の時に朗読したけど、きっともうその時の読みは出来ないだろうな。

    登場人物同様、私も日々変わってるんだな、どこへ流れ着くのかな、と。


    作品の内容に触れると、前より恋愛要素が強くなってて、甘酸っぱさ倍増でしたw

  • 睦月のその後が知りたい…

    こんな風に人に好きになってもらうってステキだわ。

    青春ってば(*^^*)

  • きさらぎ、きさらぎ、きさらぎ。サーモンピンクの爪は、色がくっきり浮かび上がってくる。それがみたくて読み返しちゃう。

  • 再読。
    限られた時間の終わりが近づいて。
    ″せつない。苦しい。うわぁっと叫びたい。
    ″これが精一杯の本音。
    立ち止まってる暇なんてないのに、どうしようも出来なくて。
    覚悟なんて持てないし、別れなんて考えられない。
    今が続いてく気がして。
    こんな気持ちは、きっと若いうちしか持てない。
    青くて真っ直ぐで澄んだ感性を、失ったとしても忘れたくはない。

  • 続編と言うことは大きな展開があるのかしらと期待したがそうでもなかった。

    へぇそうやって考えるか!!という論理は多く新鮮だった。

  • 私は好きじゃないです。が、
    作品としては、
    伝えたいメッセージがたくさんあるし、
    高校生の心の動きとかも良く捉えられていて、
    とても共感を得られやすい作品だと思います。
    青春の区切りをぎゅっと閉じ込めたような雰囲気は好感がもてます。

  • 2012-49
    なんというか、話題がコロコロ変わっていく、お喋りをそのまま小説にしたような感じ。
    進路に悩む高校生たち。
    あたしはあんまり悩まなかったなぁ。

  • 多少勉強が苦手でも、とても素直でイイ奴らです!
    わたしが中学生か高校生の時に読んだ記憶があります。

  • 読みやすいんだけど好きじゃない、の典型。最初よかっただけに、なんだかなあ。

  • 理穂のポンポン飛ぶ思考にかきみだされることがしばしば。
    わざとなのかな?
    今時の高校生のようでそうでもないとこがいいなぁ。
    美咲がいなくなってしまわないかドキドキしました。

    卒業を前にした焦燥感とか、自分の高校生時代を思い出す。
    学校を好き、って言い切れている理穂がうらやましい。

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  • 2が出ていたので思わず買ってしまった。
    やっぱり読みやすいしそれなりに面白いけれど、それだけ…という感じ。

    読んだ時期:18歳

  • どきっとしました。
    とりあえずでも決めて歩き出す…とても良い。
    躊躇したままじゃいけないよな、と思いました。
    今の話をしてたと思ったら、回想して、戻って…ころころ変わるのが、読みづらいといえばそうなのだけど、 それが、理穂の思考を物語ってるようで、なんだかリアルに感じた。

  • 人生の分かれ道となるこの年齢を夢中で駆け抜けていく主人公たち。
    高校三年生という不安定な時期の不安定な心情が、またもさらっと爽やかに描かれています。

    「あー、あったなぁこういう悩み!」と思わず共感してしまう場面が多々ありました。
    今振り返るとそんな重要な悩みじゃなかったりもするけど当時は本当に真剣に葛藤してたなぁ、と読みながら色々懐かしみました。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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