おひとりさまでもだいじょうぶ。

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591104903

作品紹介・あらすじ

日本でもっとも孤独死の現場を知る著者が緊急提言!老後の不安ではなく、明日の不安。本当の「ひとり」にならないために、今から準備しなければならないこと。

感想・レビュー・書評

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  • 人との繋がりを大切にしろってことっしょ。友人あんまりいないし、人付き合い面倒だと思う今日この頃だったので、ちょっと危機感を感じた。自分が死んだあと、ずっと気付かれずに放置は嫌だもの。
    あと部屋は綺麗にしろって大事なのね。人生楽しく、生きたいね。

  • 人は一人で生きていてはいけない。と強く感じさせる本だった。メールだけで繋がっているのは、ダメなんだな。

  • 1人で生きて行く場合、困るのは自分が死んだ後。
    しかも発見されなければ、近隣住民に多大な迷惑をかけるどころか
    親兄弟にまで、思わぬ迷惑をかけてしまう。
    具体的にどうなのか、というのがよく分かる内容です。

    最初に、長期放置された孤独死がどうなるか
    どういう状態になるか。
    それを防ぐために、人様と積極的に輪を広げて行く事。
    最後には対談がついていましたが、男性の方が
    より孤独死になりやすい、という話でした。

    確かに女性より男性の方がプライドが高いので
    そうそう他人に頼る事を良しとはしません。
    息子や娘がいたら、そちらがやってくれるのが当然、と。
    とはいえ、あちらがそんな頻繁にどうにかしてくれるわけもなく。

    やはり、いくつになっても友人がいる、というのは
    とても大事です。
    それよりも大事なのは、人とかかわり合う事?
    確かに、ネットでは話す事は出来ても
    見当たらなくなったらそれっきり、ですから。

  • 遺品整理会社をしている作者が経験した、孤立死した人々の最後のようす。そしてどうしたらそれらを避けることができるかという本。果たして私は48時間のうちに見つけてもらえるのでしょうか?誰もが考えるべき問題なのではと思いました

  • 孤独死が問題になっている昨今、現在独身である自分も将来は・・・と思い、興味を持って読んでみた。あまりにも衝撃的な内容でした。テレビでも取り上げられていましたが、それより生々しい現実に、現代社会が抱える闇を見た気がします。

  • 女性向けの「おひとりさま」は上野千鶴子さんが書かれているので、男性向け??は吉田太一さん

    孤立死の現場って女性よりも圧倒的に男性の方が多いそう
    そういえば女性って おしゃべり好きだし知らない人とでも割とすぐにお話して仲間になれる 多趣味ってイメージがあるけど
    男性は仕事一本 家庭は顧みない 寡黙 頑固 無趣味(な人も多い)ってイメージ??

    女性よりも圧倒的に「孤立」してしまう要因がありそうですね

    最近「アントキノイノチ」から吉田太一さんの著書を良く読んでるんですが 「孤立死」なんだか遠いものに思えません

    だって、「孤立死しそうな人」に共通する点ばかりなんだもん
    毎日をしっかり生きている人でも自分の遺体は自分で処理出来ませんものね
    死んでからも周りに迷惑をかけないように 今から「孤立死」しない準備を始めねばなりませんな

  • 遺品整理会社の社長さんが書いた本。
    孤独死は、悲惨だ。実際の体験談が生々しく書かれてる。ちょっと考えさせられる。孤独死は、なにも、老人だけではない。40歳代、50歳代でも、多いそうだ。俺、可能性が高いので、真剣に読んでしまった。孤独死して、死体発見が遅れた場合の、処理費用は、参考までに200万円程度かかるそうだ。本人が払うわけではないが、迷惑かけたくないよね。
    孤独死をさける今日から出来ること
    1孤独死を自分のこととして考える
    2友達に電話をしてみる
    3自分から人を「認識」する
    4親友より友達をつくる
    5自分の「健康な状態」を知る
    6「夕食家族」をつくる
    7自分の死亡年齢を設定する
    8頼み上手になる
    9喜怒哀楽が表現できる環境をつくる
    などなど
    「ヘルプミー」を気軽に言えるようになろう!!

  • ●No.26
     〜「おひとりさま」も男女で違う。「弱さ」でつながる女、「ヘルプミー!」が言えない男。
     →p.184 自分の弱さをさらけ出した「助け合いのネットワーク」が孤立死を防ぐ。

     第1章:孤独死の現実を知ってください
     第2章:こんな人が孤独死に陥りやすい
     第3章:孤独死を避けるために、今日からできること
     第4章:特別対談 上野千鶴子(「おひとりさまの老後」)×吉田太一:「おひとりさま」も男女で違う

    (冒頭) ★「ひとりにならないための26のアドバイス」(冒頭は抜粋/具体的には第3章参照)
          ・「人付き合い」:目上で同性の友人を作り、将来の自分の姿を具体的にイメージ
    p.156〜160 ・「誰かと何かを共有しよう」:情報(本)・会話・時間・楽しみ〜楽しい時間が若さとネットワークを維持
          ・「心の持ち方」:死ぬまでにやりたい事・目標実現のための具体的な計画と時間配分
          ・「生活の基本」:掃除をしよう!〜ネットワークの維持はヒト・モノ・カネの把握から

    p.132 「人間は身体的状況・社会的状況・精神的状況の3つがともに良好でなければ健康とは言えない」

    p.166〜193(含む↑p.184) 第4章 「特別対談 上野千鶴子(「おひとりさまの老後」)×吉田太一」
                     「「おひとりさま」も男女で違う。「弱さ」でつながる女、「ヘルプミー!」が言えない男」

    p.180 「NPO法人COCO湘南」http://www1.jca.apc.org/f_npo/group_1/group_coco.html
        元・地方議員 西條節子設立の高齢非婚女性のための集合住宅(平均25?の個室/共有スペース/ガーデニング)
        入居金:370万円 月額:13万6000円〜(食費込)(2008.10現在)〜年金で生活が維持できる額
        ターミナルケア有り(終末医療・終末期24時間見守り) 

  • 読みやすい文体だった。
    孤独死は決して他人事ではないのね。
    孤独死の実例の中に19歳大学生も含まれていて、驚いた。
    孤独死をしないために、ってわけじゃないけど、もっとコミュニケーション力つけないとなぁ。

  • 分類=人生論・老後・孤独死。08年10月。

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著者プロフィール

吉田 太一
1964年大阪生まれ。大阪市立桜宮高校の体育科の一期生。日本料理の板前を経て、運送会社に勤務。28歳で独立、引越し運送業を始め、2002年、遺品整理専門会社「キーパーズ」を設立して話題の人となる。以来、数多くの遺品整理現場に立ちあった経験から、孤立化していく生活スタイルの問題定義のた
め、DVD制作や講演活動などを行っている。2011年に映画化されたさだまさし原作『アントキノイノチ』(幻冬舎)原作のモデル。主著に『遺品整理屋は見た!』『孤立死 あなたは大丈夫ですか?』(扶桑社)、『おひとりさまでもだいじょうぶ。』(ポプラ社)『私の遺品お願いします』等多
数。


「2013年 『いつか“遺族”になる時のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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