猫別れ

著者 :
  • ポプラ社
3.61
  • (5)
  • (4)
  • (6)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 39
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591106105

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • フランスで恋人と暮らした時代から単身日本に戻ってくるまでの20年近い日々を綴ったエッセイだ。名前にあるとおり、愛猫(初代がブブ、二代目がウンチビ)との交わりが主軸になっている。
    まだ携帯電話もインターネットもなかった頃から現代まで、語られる歳月はかなり長い。
    折々にサリン事件や中越地震、日本のプロ野球の話題があったりして、時の流れを感じた。
    猫への愛情や思い入れを季節の移り変わりとともに語る、話の内容は嫌いじゃないのだけれど、「だろうか」とか「のか」という語尾が多用される文体や、乱暴な単語が安易に用いられるところが気になってどうにもひっかかってしまった。
    たぶん短いエッセイなら気にならないレベルなんだろうけれど、長文を読み下すには少し抵抗感がある。
    猫好きの人にはたぶんツボがたくさん詰まっている本なんだろうな。

  • (200903)

猪本典子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×