- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591108789
作品紹介・あらすじ
料理に骨董、三味線に歌舞伎…翻訳しているヒマがない?人気翻訳家の最新エッセイ集。三浦しをん氏との「文楽対談」も収録。
感想・レビュー・書評
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興味深くて面白かった。
徳間書店から出ている小中学生向けの海外小説や、話題に上るファンタジーの訳者といえば、金原瑞人さんの名前をよく見かけた。自分の名前と漢字が一部かぶっているからか、印象には残っていた。
このエッセイはなんとなく見つけて、なんとなく借りてきたのだが、これがなかなか面白かった。
たぬきそばの名前の由来や英語の12ヶ月の名前の意味など、雑学が豊富でなかなか楽しく、すこし英語に親しみを持てた。 -
R1/5/7
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914.6
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英語と日本語の翻訳にまつわるあれこれが書いてあるんだろうなあ…となんとなく思いながら読んだところ、食べものの話ばっかりだったのでびっくりした。
まあ、そればっかりじゃないけど、前半はほんとに食べもの系の話ばかりでお腹が減ってしょうがない。夜中に読むんじゃなかったと思いました。
『不思議の国のアリス』の最初の邦訳タイトルが『愛ちゃんの夢物語』、とか「ヘボン式ローマ字」の「ヘボン」は「ヘップバーン」とか、なかなか面白かった。 -
ポプラ社のWebマガジンに連載していたコラムに、その他の雑誌などに掲載されていたコラムに書き下ろしを加えたエッセイ集。
翻訳に関するエッセイと、食べるjことにかんするエッセイ。 -
翻訳家だから、ことばの音に敏感な感じ
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翻訳家の金原氏がおもうままに雑学を披露。
しょうじき、想像してたより、おもしろエッセイでした。
文楽から食べ物からタロットカードまで。
虹の色の覚え方は役に立った(笑)
あとイギリス人って、なんで他の国の発音無視して全部英語読みやねん。って思ってた疑問が説明されてて目からウロコ。そうか中国のもん日本語読みしちゃうもんね・・・。 -
海外ファンタジの訳者さんとして、最近よくお見かけする方。
エッセイとして、面白いです。 -
翻訳にまつわるエトセトラ……ではなく、
ご本人が書いていらっしゃるとおり、
思いつくがままを書いた感じのエッセイ。
大学の先生が息抜きのためにする、こぼれ話に近い雰囲気。
張った付箋(=引用)の多さのとおり、
エピソード自体は面白いものもあるのだけど、
どうしてもこういう文章は「雑文」のくくりで見てしまうので、
オチを要求してしまう。
そんなわけで☆は2つ。
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金原さんの実家、靴屋さんだったのか。
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翻訳ものを読むには、体力と知力と記憶力が必要。つまり、若いうちに読んでおくべき。(p.87)
<読みたい関連書籍>
『新歌枕東西百景』 塚本邦雄
『生者と死者 酩探偵ヨギ ガンジーの透視術』 泡坂妻夫
『シェイクスピアを盗め!』 ゲアリー・ブラックウッド
豊富な話題で楽しい一冊でしたよ!
豊富な話題で楽しい一冊でしたよ!
私は柳瀬尚紀、柴田元幸、岸本佐知子、青山南とか好きですね。翻訳家の米原万里も。。。
「豊富な話題で楽し...
私は柳瀬尚紀、柴田元幸、岸本佐知子、青山南とか好きですね。翻訳家の米原万里も。。。
「豊富な話題で楽しい一冊でしたよ! 」
文庫にならないかなぁ~
柴田元幸さんは、ドイツ文学の方ですか?ん?勘違いしてますかね?
私たちが翻訳ものを読むとき、その原作家の...
柴田元幸さんは、ドイツ文学の方ですか?ん?勘違いしてますかね?
私たちが翻訳ものを読むとき、その原作家の文章を読んでいるようで、実は翻訳家の文章を読んでいるのだから、知らないようで実は知っているはずの存在・翻訳家。なかなか不思議な関係です。