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- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591109120
感想・レビュー・書評
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「もし、神様がさ、人生のどこかに戻してあげるって言ったら、どこに戻りたいと思う?」
この一文から始まる、自伝的恋愛エッセイ。
1年前の私は、戻りたい過去があったけれど、今の私には、戻りたい過去なんてない。
起こること一つひとつに意味があると思っているし、いろんな「過去」の出来事の積み重ねの上に
成り立つ「今」にある程度満足しているからこそ、そう思うのかな。
p140-141.
「でもね、何より大切なのは今なのよ。今、目の前にいる人、目の前にある問題を大切にする気持ちがなければ先はないわ。集中して誰かのことを考える時って、人は念じているのよ。体中から思いが溢れるような『念』っていう字は、『今』の『心』と書くでしょ。念じたら夢は叶うというけれど、念という言葉には実は、未来という概念は、全く入ってないのよ」がすごく印象に残った。
なぜなら、ちょうど最近、「念」という言葉が好きだなと思うようになっていたところだったから。
自分の過去を、そして未来を大切にしていく覚悟を決めた今の私だからこそ、
共振できる言葉なのかもしれない。
自分の「念」をよく知った上で、人生に必要なことを慎重に選びとっていければいいのだけど...詳細をみるコメント0件をすべて表示