14歳のノクターン (teens’ best selections 19)

  • ポプラ社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591109533

感想・レビュー・書評

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  • 今65歳の作家さんの中学生時代の話で
    ペチコート入れたスカートとか時代を感じるあだ名のセンスとか
    モノクロテレビとか西部劇とかクリント・イーストウッドとか
    そういうもろもろが「おお昔だ!」って感じでした

    女の子のグループがどうとか、何人グループがどうとかそういうくっついたり離れたりケンカしたりが
    めんどくさー!って思うくらい丁寧に描いてあって
    40年とか前でも女の子って変わらないんだなーと思いました

  • 小説家の章子が14歳だった頃、仲良しグループで過ごしていた日常の物語。
    通学電車で会う違う学校の男子に興味を持ったり、親に反発したり、
    グループの結束が揺らいだり、恋をしたり・・・。

    時代は昭和35年、オリンピックをひかえて日本が勢いづいていた頃。
    舞台となるJ学園は、裕福な家庭の子どもたちが通う学校。
    流行語とか、ファッションがノスタルジックです。

    作者があとがきで述べていますが、友達同士のぶつかりあいがあって、
    友情が深まっていった時代だったそうです。
    今は、皆あまり本音でぶつかったりしてないよね。
    心の中をさらけ出せる、真の友人を持ってる幸せな人は、どれくらいいるのだろう。

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著者プロフィール

さとうまきこ・作:1947 年、東京に生まれる。上智大学仏文科中退。1973年、ベトナム戦争の脱走兵と少女の交流を描いた「絵にかくとへんな家」(あかね書房)で日本児童文学者協会新人賞を受賞。「ハッピーバースデー」(あかね書房)で野間児童文芸推奨作品賞を受賞。2005年「4つの初めての物語」(ポプラ社)で日本児童文学者協会賞を受賞。そのほか主な作品に、「わたしの秘密の花園」、「犬と私の10の約束 バニラとみもの物語」、「14歳のノクターン」(以上ポプラ社),「ぼくらの輪廻転生」(角川書店)、「9月0日大冒険」、「千の種のわたしへ ―不思議な訪問者」(ともに偕成社)、「ぼくのミラクルドラゴンばあちゃん」(小峰書店)などがある。

「2016年 『なぞのじどうはんばいき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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