14歳のノクターン (teens’ best selections 19)
- ポプラ社 (2009年4月29日発売)
本棚登録 : 55人
感想 : 14件
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- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591109533
感想・レビュー・書評
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今65歳の作家さんの中学生時代の話で
ペチコート入れたスカートとか時代を感じるあだ名のセンスとか
モノクロテレビとか西部劇とかクリント・イーストウッドとか
そういうもろもろが「おお昔だ!」って感じでした
女の子のグループがどうとか、何人グループがどうとかそういうくっついたり離れたりケンカしたりが
めんどくさー!って思うくらい丁寧に描いてあって
40年とか前でも女の子って変わらないんだなーと思いました詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小説家の章子が14歳だった頃、仲良しグループで過ごしていた日常の物語。
通学電車で会う違う学校の男子に興味を持ったり、親に反発したり、
グループの結束が揺らいだり、恋をしたり・・・。
時代は昭和35年、オリンピックをひかえて日本が勢いづいていた頃。
舞台となるJ学園は、裕福な家庭の子どもたちが通う学校。
流行語とか、ファッションがノスタルジックです。
作者があとがきで述べていますが、友達同士のぶつかりあいがあって、
友情が深まっていった時代だったそうです。
今は、皆あまり本音でぶつかったりしてないよね。
心の中をさらけ出せる、真の友人を持ってる幸せな人は、どれくらいいるのだろう。