7 days wonder: 紅桃寮の七日間 (TEENS’ENTERTAINMENT 9)
- ポプラ社 (2009年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591110300
作品紹介・あらすじ
1週間限定の謎を人気作家4名が書き下ろす、とびきりの青春ミステリー。
感想・レビュー・書評
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共通設定はありながらも、その他は全く別のストーリー。細かい設定まで決まっていないことが逆に新鮮。最後の話は展開が分からなくて楽しめた。
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共通設定☆紅桃寮が舞台☆404号室が開かずの間☆7日間限定。谷原さん、夜逃げして不登校だった高校の寮へ入居した少年の話。設定もオチも驚きがあって笑えた、面白い。女学院の”いばら姫”と崇拝される学園のアイドルと友人になる!と努力する転入生の話。これぞ野村さん!短編でも野村さんの作品らしさが出てて面白い。緑川さん、人足早く新入生一名が入り、寮にまつわる怪談話の後に罰ゲームで噂の部屋へ泊まったら・・。ミステリしてて面白い。加藤さん、家族旅行で楽しく過ごすはずが・・。面白い。4作品の持ち味がバランス良く出てた?
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幾つかのキーワードを決めて、それに合わせて短編を書くって企画がまず面白い!
各作家さんの個性が光る面白いアラカルトですね。 -
最後の作品以外は心の底から楽しいと思えた。最後の作品には私の理解力がまだまだ甘いのだと気付けた。
そんな私がイイなぁと言い切れる本でした。この本に出逢えた事に、感謝。 -
知人の紹介してくれた本。ちょと期待はずれ。好みの問題だねェ~
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紅桃寮という同じ名前の建物を舞台にしたテイストの違う4編の短編集。
ティーンズ向けということか、あまりトリックなどにはひねりがなく、それよりは、主人公の心情の変化に重きを置いたストーリー展開が多い。 -
青春ミステリ好きにはたまらない一冊。「桃園のいばら姫」のどんでん返し、「マジカル・ファミリー・ツアー」の魅力的なキャラが、とくによかった。
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紅桃寮の7日間。
最初の話がおもしろかった。 -
<収録作家>
谷原秋桜子、野村美月、緑川聖司、加藤実秋 -
4作ともそれぞれ異なる設定だけど、王道の児童小説らしい展開でほほえましかった。
「桃園のいばら姫」は少女向けサスペンスの王道で、短いながら思春期特有の友情や少女の成長が丁寧に描かれていたと思う。
「三月の新入生」はホームズ×ワトソン式ミステリーの王道で、キャラクターが魅力的だった。
「聖母の~」はややオチに不満が残った。美術専門校でありながら遺作のモチーフのせいで恥ずかしくて公表を隠したというのが納得いかなかった。
「マジカルファミリー~」は「あえて」なのだろうけど、メイン舞台が完全に寮でも開かずの間でもないあたりが邪道すぎて、テーマへの期待が置き去りにされて残念だった。