とびらをあければ魔法の時間 (新・童話の海 2)

著者 :
  • ポプラ社
3.55
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本棚登録 : 125
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (88ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591110416

作品紹介・あらすじ

おちこんだり、かなしいことがあったとき、元気をくれるすてきな場所「すずめいろ堂」。すずめいろ堂の魔法の時間には、心がわくわくおどりだすような、ふしぎなことがおこります。小学校中学年向き。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で表紙にひかれて借りてみた。小3女子はページを開きもせず。ふわっとした不思議なお話。ストーリーのイメージが鎌倉の江ノ電で下車する町が浮かび上がり、読了後に著者説明で住まいが鎌倉であることに驚いた。

  • 昨年、5年生からのオーダーで朽木祥さんの本を揃えた時、購入したが、内容は大分幼いというか、魔法の都合が良すぎて、根拠もなさすぎる気がした。そんな風に感じるのは私が大人だからなもしれないが、信憑性が薄すぎる気がしました。
    お話の最後は問題解決されていて、心地よく終わります。
    夢のようなお話が読みたい人には、良いかもしれません。

  • 〈ためらいは、いりません。すずめいろどきです。中へどうぞ〉
    扉にプレートがぶら下がった絵からはじまる物語。
    タイトルと、「すずめいろどき」ってなんだろう? という興味から本書を手に取りました。
    物語は、バイオリンが上手く弾けないことに苦しんでいる女の子が、
    「すずめいろどき」に不思議な本屋さんに迷い込み……と、ファンタジーっちくな児童書。こういうの、本当にわくわくします! 文字が大きく、ページ数も1時間くらいで読み切れてしまう丁度良い分量で、それでいて素敵な言葉で溢れています。
    作中に出てくるゲーテの言葉に、ハッとさせられました。

  • かわいい。
    小さな子がよろこびそう。

  •  バイオリンのレッスンをさぼって、知らない駅の知らない町で見つけた不思議なお店、すずめいろ堂。すずめいろ時のそのお店で、本を開くと…。
     『彼岸花は…』がさっと読めなかったために、何となく敬遠していた朽木祥さんの本。こちらはすんなり読めた。バイオリンではないけれど、主人公と同じように、練習しても失敗して、延々と同じ曲のレッスンで、何だかちっとも楽しくなくなってしまうという体験をしたことがあるからかな。“雀色時”=夕暮れ時、たそがれ時。造語?と思ったら、辞書にちゃんと載っていた。

  • 児童書。似たような童話を読んだ気が、、、、、、

  • 恥ずかしながら「雀いろ時」を初めて知る。
    すずめいろ堂……
    この人の作品は大好き。
    児童書でありながら、
    見え隠れする作家さんの趣味嗜好が好き。

  • ヴァイオリンの稽古。書架と菓子。

  • とびらをあければ・・・? 不思議な世界に突入! というのはみんなの憧れなのかな。

  • 2010/1/3

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著者プロフィール

広島出身。被爆2世。
デビュー作『かはたれ』(福音館書店)で児童文芸新人賞、日本児童文学者協会新人賞、産経児童出版文化賞受賞。その後『彼岸花はきつねのかんざし』(学習研究社)で日本児童文芸家協会賞受賞。『風の靴』(講談社)で産経児童出版文化賞大賞受賞。『光のうつしえ』(講談社)で小学館児童出版文化賞、福田清人賞受賞。『あひるの手紙』(佼成出版社)で日本児童文学者協会賞受賞。ほかの著書に『引き出しの中の家』(ポプラ社)、『月白青船山』(岩波書店)、『八月の光 失われた声に耳をすませて』(小学館)などがある。
近年では、『光のうつしえ』が英訳刊行され、アメリカでベストブックス2021に選定されるなど、海外での評価も高まっている。

「2023年 『かげふみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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