削除ボーイズ0326 (ポプラ文庫 か 6-1)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 71
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591111932

感想・レビュー・書評

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  • 中学時代に読んで以来、十数年ぶりの再読。思っていた展開と異なる終わりかたになっているのは、当時はこの終わりかたに納得できなかったからなのかな…

    確かに小学生の割には行動力も思考力も違和感を感じるけど、設定的には面白い。タイムパラドックスものではあるが、タイムトラベルとは違うので、過去を「やり直す」ことはできない、時間軸は進むしかないところがいい。「体育大出」の存在や所々で鳥に例えられる表現(雀が美味しそうとか)は何を表していたんだろう…

    一度読んでる(そして最後の展開を覚えていなかった)ので、始めから「削除装置の存在を削除したら」を想像しながら読みたくなる。当時より登場人物それぞれの立場や葛藤が分かるようになったから更に。

  • 「KAGEROU」齋藤 智裕<水嶋ヒロ> (著) を話題に釣られて読んだ。それなりにおもしろかった。ただ、多額の賞金が出る、そして第1回以降大賞受賞作なしということから、どうしても第1回大賞受賞作の本書と比較してみたくて読んだわけである。結果、評価は星5つとなった。理由を1点、親友(?)の表記を「ハル」、「春」、「彼」と使い分けることにより、心情と場面の変化が実感として伝わったこと。

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