民王

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 1567
感想 : 306
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591116623

作品紹介・あらすじ

国会騒然…!日本の政治はいったいどこへいってしまうのか!?胸がスカッとする痛快エンタメ政治小説。

感想・レビュー・書評

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  • 「たみおう」と読むのか。知らなかった。日本の総理大臣とその不肖の息子の中身が入れ替わるという,「入れ替わりもの」。よくある設定と言えるが,リアリティがあるかどうかはともかくその入れ替わりが科学技術を駆使したものだという設定にしたのは新しいと思う。そして入れ替わりは実は総理だけでなく他の政治家にも起きていて,入れ替わったバカ息子のせいで日本の政局を危機に陥れる。そんなことを企てるのはどこのテロリストか,というところから真相究明が進められていく,と言うお話。しかし銀行については専門家の池井戸氏も,こと政治の話になると門外漢である印象を拭えない。緻密さとリアリティと言うところでは不満が残る内容。大衆向けエンターテインメント小説としてはまずまず成功しているとは思うが。

  • 掛け合いが面白くて1日で読んでしまった。
    さすが池井戸潤!

  • 池井戸潤ってこんな軽い感じのも書くんだ〜って印象。
    政治家が、頭良いけど子供みたいに書かれてる。

    経験をつめば積むほど言えなくなることってあるけど、自分の心で、また昔の気持ちに戻れる。
    周りの人がそう導いてくれることもある。

  • 池井戸さんの小説は忘れかけた熱いものをいつも思いださせてくれる
    自分の中の読み終わったあとのこの前向きさいいね

  • 最近2巻を読んだので、こちらを再読。
    2010年の本なので、ちょうど日本は首相がコロコロと変わっていた頃ですね。

    スラスラと読める文章です。 
    そしてゲラゲラと笑える。

    脇役たちが、いい味だしてるんです。
    もちろん、主人公たちも。

    半沢シリーズのドロドロに嫌気がさしてきた方々の、一休みにオススメ。

  • 池井戸さんの小説にしては、荒唐無稽な内容だと思う。それでも、訴えたいことはしっかり表現しているのはさすがと感じる

  • 何が大切なことなのか、俺が俺であることに乾杯!

  • 読んでいて楽しかった
    くすくす笑いながら読んだ

  • 堅苦しい、政治の話だと思っていたらまさかの!
    人間の心。忘れてはいけないなぁ。

  • やはり池井戸潤は読みやすく面白い。
    最後に残念な結果にならないところが好きなのかも。

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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