(024)川 (百年文庫)

  • ポプラ社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591119068

感想・レビュー・書評

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  • 織田作之助『螢』
    日影丈吉『吉備津の釜』
    室生犀星『津の国人』

  • パソコンはきっと室生犀星だけのためにさいせいって一回で変換できるようになってる。すごい。漱石もでます。蛍(おりょうのおかあさん)・吉備津の釜(お金を借りる)・津の国人。こうやってかいてもいつかはきっと忘れるしそのときはきっと読むのもわかっているのだけど。というかもう、何かだまされている気分になってくるというか、ほんとうにこの世界の片隅をかじっただけでしかないというくらいどんどんどんどん読みたいものが増えていく。オムニバス、あなどりがたし、、、
    わたしは川のそばで育っているので川には何となく思いいれ的なものもあるんですが、川のそばの暮らしの話・川にまつわる不思議談・川のように行きたゆたう女の話(最後の分は自分でちょっと違うと思っている)
    室生犀星って相当エロイっていう評判が自分の中では印象に残っているのだがエロイって言うかとろっとした文章で雰囲気もあって流れる時間の感覚が全然ちがうくておもしろい。読んでるときはきもちいいっていうか、豊かな気持ちになるし、素敵だなあと思うし、うっとりするし、あたたかいし、こってりしている。水かな~。持っているものの時間を思いやらずにはいられない。こういう応酬、なかなかかけない。誰もが傷つきながらその傷を甘く思わずただ抱えて生きるだけというような、心からだれかを思いやる心の傷など。授業でならったのは詩だったけど、こういう文章ってもっと読まないのだろうか、、こういうの読んで育った女子として一級の人とか会ってみたい。聖人君子か!

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、2階文庫本コーナー 請求記号908.3/H99/24

  • 色々な人の短編集は切り替えなきゃいけないから好きではないけど、ともかくこのシリーズを読んでこうと思います。

    最後のが今昔っぽくて好き。美しい。

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著者プロフィール

一九一三(大正二)年、大阪生まれ。小説家。主な作品に小説「夫婦善哉」「世相」「土曜夫人」、評論「可能性の文学」などのほか、『織田作之助全集』がある。一九四七(昭和二二)年没。

「2021年 『王将・坂田三吉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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