- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591120569
感想・レビュー・書評
-
日本の不妊治療の法整備についてよくわかりました。
また不妊治療については法律ではなく、産婦人科学会(?)で決められてて、卵子提供はダメやけど精子提供はオッケーなど矛盾があることもよくわかった。
また不妊治療してる女性側が声を上げないと!っというメッセージも感じた。
代理母出産を日本で先駆的に行い、学会から一時期追放はれた医師の話もありました。
全体を読むと日本の生殖医療についてよくわかるかと。
同性婚が認められない日本、家族のあり方は多様なはず。産む方法、育て方も多様であるべき。
それを実現するためには何ができるのか。考えさせられました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
個人の研究として、女性の性や健康に関心があるため手に取った本。
今までは人類学や保健面からのアプローチが多かったけど、
法律や社会面からのアプローチについて読むのは初めて。
現役の国会議員が筆者のため、
これからの日本の法整備、社会サポートとして何が必要とされるかのイメージがつきやすかった。
また、産婦人科医の見解も読めるのでなかなかバランスがとれている一冊。
ただ、野田議員の生い立ちや学生時代の話の一部は別に入れないでも…と疑問に思う一部も。 -
FPとして、ライフプラン設計のために不妊治療などに関して
現状を知っておきたいと思い、読んでみました。
単に、かかる費用が高額だという程度の知識だけでは
プランニングができないからです。
治療の経験がある方の心情を理解しなければなりません。
政治家である野田聖子さんと産科医師の根津八紘先生の
共著ということで、
法律面や医療現場の現状と、出産にまつわるさまざまな問題、
今日に至るまでの過去の経緯について知ることができました。 -
三葛館医学 495.48||NO
アメリカで卵子提供を受け、50歳で出産した野田聖子氏と代理出産などを実施し、激しいバッシングを受けた根津八紘医師。
世間から非難を受けながらも、なぜこの選択に至ったのかを語っています。
和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=59590