- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591122457
感想・レビュー・書評
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遅ればせながらやっと読む機会がございました。ネット上ではこの作品、ボロクソにいわれていますが、一読した限りではそうでもないなと思いますよ。
先日この本を遅ればせながら読み終えましてね。amazonではこの本の評判は非常によろしくないんですが、そんなにそんなにこき下ろすほど悪い出来なのか?とは読んだ限りでは思えませんでした。でも仮に、これがもし何の取材もなしに書かれているのだとするのならば、相当だなとさえ逆に思いました。それでも、毀誉褒貶が多いのはある意味納得がいきます。
物語を簡単に話すと、自殺を試みようとしたヤスオを助けたキョウヤという青年は実は臓器売買の会社を経営する男でヤスオと臓器臓器契約を交わして…。というものです。いろいろなところで紹介されているので、いまさら僕がどうのこうのということはないんですけれど、一応念のため。ただ、この本はおそらく数年後にブックオフかどこかでワゴンセールになっているんだろうなぁ、などと読んでいてそんなことを思ってしまいました。
作者である彼のことがよっぽど好きだという方には何も言うことはございませんが、一般の人間からすると時間とお金に余裕があって、流行に遅れたくないという方は読んで語覧になったら如何ですか?という表現に、私はとどめることにします。でも、そんなにこき下ろされるほどひどい代物ではないですよ。念のために。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
感想ですが、わたくし的には「あり」でしたよ。
これが処女作ならなおさら。
今後に期待。むしろ「次」が勝負かなって。
世代が少しずれているのが、かえってわたしにはよかったみたいで、この方の「俳優」なり「モデル?」での活躍をあまり知らないので、その分イメージがほんまギリギリのラインでした。これ以上役者としてのイメージが強すぎたら、かえって色眼鏡で見てしまうところだったわ。
文章は方々で耳にすることも多いかと思いますが、たしかに読みやすく、
取り上げているテーマが「命」なので、終始重いはずなのに、最後に読み終わったときにはすがすがしささえ感じましたよ。
そのテーマを、ファンタジーも取り入れつつ、非現実的な展開が逆にストーリーとして割り切って読みやすかったのかも。でもご本人が伝えたいであろういろんな思いは汲み取ることができました。もう少し、彼の経験してきた部分なんかも知っていたら、もっと味わい深くなったのかも。
しいていうなら、若干人物の描写が薄いかなあ・・・。
主人公も、ようやっとさいごに個性が伝わってくるというか(mixiニュースでも取り上げられていたおやじギャクを、懲りずに使い続けることで、かえってそれがさいごにはアクセントになってよかったかも。)
それ以外の何人かの登場人物については、読んでいてなかなかイメージわかせるのが難しかったのはざんねん。
読みたいのを、買いたいのを我慢しているあの方やこの方のハードを押しのけて、手にした1400円ですから(苦笑)次は、どんなの出してくるのかなあ。そういう意味では今後がいろんな意味で楽しみ。
(なぜタイトルが「KAGEROU」なのか、読み落としているわたしって・・・) -
ルックスから想像していた内容とは全く別物でした。
子供達も見てみたいと言ってたのですが、充分にオススメできる内容でした。 -
言うほどひどくはなかった。
山田氏とかより読み応えあったような
でもダジャレ連発(ダジャレと言葉遊びは似て非なるものだと思うの‥)が
いや、ダジャレキャラで明るい雰囲気もわかるんだけど
作者の顔がチラつくのは逆に申し訳ないか‥
40歳に見えない主人公だな‥ -
「君の心臓の音、聴かせてくれないかな?」
噂の一冊読めた。
やはりあっという間に読んでしまったわけだけれど、
そんなに恐ろしいほどひどいとか、ってわけではなく感じた。
しかし、私は帯にあるような、大仰な内容ではないと思う。
どちらかというと、大人が読むものではなくって、
小学校中学年以降が読んで楽しめる世界じゃないかなぁ、と。
だから、児童書に分類されていいんじゃないかな。
展開が次から次へと変わる割りに
登場人物は、少ないので、やっぱりもっと若い子どもたちが読んだら
もっと違う意味で楽しめるのではないか。
私にとっては、、、普通。でした。
【6/21読了・初読・ティさんの本】 -
ファンタジー?世にも奇妙な物語っぽい。
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すごく面白くて感動した!
…ってことはないけど、水嶋ヒロはすごいなぁと感心した。 -
実際これを書いたのがゴーストライターなのかどうかは置いといて、水嶋ヒロの処女作なんだとしたら十分レベル高いと思うわ。小学生レベルとか馬鹿にしてる奴多いけど、少なくとも俺には書けないよ。
ただ一般の小説家が書きましたってんならまあつまんねーと思うだけ。
批判厨がとにかく批判してくるダジャレの部分も一応意味のある伏線というか、キャラ設定というかだから全然ありだと思う。
まあ批判をするならそのダジャレに関してもキャラ設定として不十分というか、大してダジャレ言わないのに最後急にダジャレ連発しだしてすげー萎える。
つーか色々設定が糞。シナリオじゃなくてね。
結論として
ポプラ大賞とれるかつったら、こんなんでとれるならみんな2000万狙うわアホかって感じ。
大批判されるほど酷いかつったら、そんな言われる程酷くはねーよ。批判厨はとにかく読まずに批判するから。例え読んでも頭っから認めないだけだから。
単純に小説として面白いかつったらつまんね。でも小説読み慣れてない俺みたいなレベルの人間にしたら読みやすいし丁度良いんじゃないですかね。 -
この世の中に存在しそうな「全ド協」。私だったらいくらの査定が出るのかな…なんて考えました。