ピエタ

著者 :
  • ポプラ社
3.81
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本棚登録 : 2304
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591122679

感想・レビュー・書評

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  • 2012年 第9回本屋大賞 第3位

  • 音楽がベースに流れていて・・・いろんな人の素敵な気持ちがつながって・・・すっごく気持ちがあっかくなった本でした。

  • ベネチアの慈善院であるピエタにかかわる人々のお話。ビバルディが先生としてピエタの「合奏と合唱の娘たち」を指導する。ピエタには親から捨てられた赤ん坊が育てられている。そしてそのなかで音楽の才能がある子供たちは「合奏と合唱の娘たち」となって演奏活動をする。その指導者がビバルディだった。「ゼラニウムの庭」にも感じる、なんだか不思議な情景が見えてくるような小説だ。

  • 読みはじめた瞬間、しまった!
    と思った
    外国が舞台のあんまり得意な方ではないなと
    しかし中盤から後半にかけて
    ぐいぐい読める本だった
    なに引き込まれたのかよくわからない

  • 昔のお話だったけど
    面白く読めました

  • 取っ付きにくいかと思いきや、意外に読み易く世界観も伝わった。大半、単調でしたが伏線が回収され大団円に着地する展開は良かった。

  • ヴィヴァルディの死後、ヴェネチアを舞台にしたお話。

    彼の無くなった楽譜を探してほしいと頼まれた事から、彼の生き様をなぞっていくこととなり、そして彼に関わり愛した人たちとの出逢いと人生の物語。

    キレイではあったけど、淡々としていて、せっかくのヴェネチアの風景もあまり感じられなかったし、ヴィヴァルディの音楽も通り過ぎていく感じでした。もう少し、豊かさと、盛り上がりがあったらなぁと思ってしまいました。

  • 楽譜を探す。そこに絡む人々とヴェネチアの政治状況。舞台がヴェネチアだが、人物像がそれを生かし切れていない。イタリア人ぽくない。高級娼婦が、それらしい存在感がない。読みやすくはあったが、物足りなかった。

  • 小川糸「こんな夜は」の中でおすすめのご縁。厚みのある本だが読みやすくスリリングでもあるのであっという間に読めた。

  • 「運命」の話だった。ヴィヴァルディの話だけど。

    ヴェロニカが求める楽譜のために奔走することがいろんな人を結びつけて、何年も何年も巡り巡って全ての糸が寄り合わさって結末に至るような柔らかさのある小説だった。

    腐りかけてダメになってくヴェネツィアの不安定さと、それに取り巻かれる慈善院〈ピエタ〉と、そこの内外にいる人たちが、ヴィヴァルディの死をきっかけに紡いだ一連の話。

    成増図書館 返却棚にあったものを借りた。

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著者プロフィール

1962年名古屋市生まれ。92年「春の手品師」で文学界新人賞を受賞し同年『宙の家』で単行本デビュー。『三人姉妹』は2009年上半期本の雑誌ベスト2、2011年10月より『ビターシュガー』がNHKにて連続ドラマ化、2012年『ピエタ』で本屋大賞第3位。主な著作に『水の繭』『チョコリエッタ』『やがて目覚めない朝が来る』『戦友の恋』『空に牡丹』『ツタよ、ツタ』など。2019年『妹背山婦女庭 魂結び』で直木賞を受賞。

「2021年 『モモコとうさぎ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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