真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒 (ポプラ文庫) (ポプラ文庫 お 7-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591127513

感想・レビュー・書評

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  •  ちょっとびっくりするぐらい素敵な物語になっていて、良い意味で期待を裏切られた。
     表現の仕方は悪いけれど、きちんと壊れた人間が描かれて、でも壊れているかどうかって意外と外見じゃ全然わからないことが生々しく伝わってきた。

    「笑うんだよな、と希実は思った。
     昔に何があったって、たぶん人は笑うんだよな。」

     この短い文章がとても衝撃的だった。笑顔にこそ人の壮絶さって表れると思う。時々とても柔和な笑顔を浮かべる人がいるんだけど、安心感と同時に受ける戦慄はきっとその笑顔に至るまでの背景に圧倒されてるから。

  • 読みやすいけど、う~ん・・・前作の方が面白かったかも。
    続きが気になるような、ならないような・・微妙な感じ

    • まろんさん
      ああ~、気になってるのにまだ1作目も読めてないのです(>_<)
      パン屋さん、とタイトルについてるだけでも気になるのに
      nobo0803さんが...
      ああ~、気になってるのにまだ1作目も読めてないのです(>_<)
      パン屋さん、とタイトルについてるだけでも気になるのに
      nobo0803さんがレビューを書かれてるとなると、読まずにいられない。。。
      2012/07/02
    • nobo0803さん
      食べ物が題材になってる本って気になりますよね~。パンだったり お菓子だったりしたらなおさら(笑)
      そんな本を読みながらコーヒーが飲めたりする...
      食べ物が題材になってる本って気になりますよね~。パンだったり お菓子だったりしたらなおさら(笑)
      そんな本を読みながらコーヒーが飲めたりすると 幸せなんだけど・・
      2012/07/02
  • 前回の希実がパン屋に転がり込んでくるエピソードの方が面白かったなぁと思いつつ、今回のも途中から続きが気になって一気に読んじゃいました。
    短編集ではなかったですが、読み応えがあって良かったと思います。

  • 本当に暖かいパン屋さんのお話だなぁと感じました。
    そして希美の成長。クレさんの変化。
    弘基が佳乃を救おうとした行動とかみんなあたたかくて本当に素敵なお話でした。
    私好みの1冊でした!
    また続編でたら買っちゃうな

  • 前作とくらべると面白いと思えなかった…でも他の方のレビュー見ると面白かった!と言ってる人ばっかりだったので、自分にはきっと面白さがわからないんだろうな。だから次巻からは読まない事にします。

  • 前作はすごく面白かったのに、えらくつまらなくなったな…
    今回の話の主役になる姉妹にまったく魅力を感じられないせいか。
    残念。

  • 「1」を衝動買いし…
    一気読みし…
    あまりの面白さに…
    「2」購入!

    そして…
    一気読み(笑)

    是非「3」も出て欲しい!!!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「是非「3」も出て欲しい!!! 」
      出ると良いですね!
      「是非「3」も出て欲しい!!! 」
      出ると良いですね!
      2012/08/20
  • パンが食べたくなるのはもちろんだけど、
    三茶に行きたくなるー!!
    きっとキャロットタワーのなかにある○タヤさんには、
    この本がたくさん並んでいることでしょう(笑)

    今回は弘基のお話かなと思いきや、暮林さん語りもまだまたあり、
    さらに希実ちゃんの出自も謎めいて。

    ブーランジェリークレバヤシのパンが「平等なパン」であり続け、
    誰かの傘であり続けてくれたらいいなと思う。

    あークロワッサンラスクも食べたいけど、希実ちゃんがみんなに配った
    チョコレートも食べたい!!
    希実ちゃん、パン屋継ぐのもいいけど、ショコラティエとしての腕も磨いて欲しいなぁ。

    希望が実るで、希実ちゃんか。

  • 真夜中のパン屋さん
    午前1時の恋泥棒
    大沼紀子

    ∞----------------------∞

    パン屋に突然やってきたのは弘基の元カノ?

    希実の気持ちが手に取るように分かってしまうんだけど...
    よく知らない妖しい女子がやってきたと思いきや、やたら人に馴れ馴れしく、クレさんや斑目だけでなくこだまにまで媚びを売ってる感じとかが嫌だし気になって仕方が無い。大きなお世話と言われようとも心配する。きっと彼らの周りにいるのが他の女子だとしても、よく似た感情を持つんじゃないだろうか。

    今回書かれていたパンは
    〇シュトレン
    美和子さんのレシピにはキャラウェイが入ってる。
    〇クロワッサン
    弘基が1番初めに作れるようになったパン。クロワッサンラスクチョコなんてきっと最高に美味い。
    〇ガレッドデロワ
    ケーキだけど。フェーブ当てたい。

    ワインとパンっていうのも良いね。

    クレさんと弘基の出会いや美和子さんとの話が、2巻になってようやく詳しく描かれる。美和子さんって素敵な人だったんだなぁ。

    カギカッコがない言い合いに大分慣れてはきたけど、そのせいでかダラダラした感じがしてしまう。

    2024/02/10 読了(図書館)

  • このお話もドラマで映像化されていたが、やはり原作は細かい心情や設定などが組み込まれ、物語に深みが生まれている。鍵となるチョコクロワッサン.....様々な登場人物に救いの手を差し伸べた温かさを感じ、コンビニのパンコーナーに手を伸ばしていました、チョコクロワッサンではないけど笑

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著者プロフィール

1975年、岐阜県生まれ。2005年に「ゆくとし くるとし」で第9回坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、小説家としてデビュー。『真夜中のパン屋さん』で注目を集める。

「2019年 『路地裏のほたる食堂 3つの嘘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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