([か]8-1)北里大学獣医学部 犬部! (ポプラ文庫 か 8-1)

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  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591129166

感想・レビュー・書評

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  • 一つの組織を維持していこうとするとき、一人ひとりの信念の差によって生まれる齟齬をどう処理していけば良いのかは、特にこういった活動だとかなり直結してくるだろう難しい問題だと思う。動物愛護はどうあるべきか、という問題と共に真摯に向かい合う学生たちの姿。青春というにはちょっと重くてきついかもしれないけど、学生たちはきらきらして見えた。

  • 北里大学獣医学部のキャンパスが青森県にあるなんて!。そして犬部というサークル?!(さすが獣医学部)。 本文自体もいいんだけど、馳星周さんの解説もすごくいい。。

  • 北里大学獣医学部の「犬部」の活動についてのノンフィクション。捨てられた犬や猫などの動物を保護し、新しい飼い主を探すという、動物愛護活動をしているサークルだ。2021年に「犬部!」として映画化されるというので読んでみた。
    動物の保護活動って本当に大変だな~、と思うと同時に、若き部員たちの情熱に感心し、葛藤に共感する。馳星周さんの解説も良かった。

  • 北里大学にできた犬部の設立からその後の様子までの実話です
    動物愛護と一言で言うには軽すぎるかな
    犬や猫を可愛いと思って可愛がるのも人間、捨てたり虐待するのも人間 被害者はものが言えない動物です
    でも被害者である動物を救うのもまた人間なんですよね
    個々の動物に焦点を当てながら、犬部の創立からその後の活動までの数年間を時には微笑ましく、時には厳しく綴られています
    青森のキャンパスを舞台にこれからも大らかな気持ちで取り組んで欲しいと祈るばかりです

  • 犬も猫も大好きなので読んでいて面白かったし、部員の熱い思いには感動した。一生懸命助けようとしていた動物が死んでしまったときの辛さなんかを想像すると、それでもまだ救える命を救おうとする部員には頭が下がる。
    しかし、連載ものだからかもしれないが、話がいったりきたりしているような感じがするし、文章があまりあわないのか読みにくい。

  • ドキュメントである。しかも実名。出てくる人々の現時での活動もわかってしまう。
    たかがペットという気持ちで飼いはじめ、家族として暮らし。
    命の重さを知ることができれば、いいのだが、大方それには気づかず。
    ペットと命を考えるうえで、いい本だと思う。自分の学生時代を思うと恥ずかしくなるほど、真摯な学生たちがここにいた。まだまだ捨てたものじゃない。

  • 行き場をなくした犬や猫などの動物を、お見合いさせて新しい居場所を作っていくための苦難だったり感動だったり悩みだったりを綴っている。
    2012/12/23

  • 学生でお金も時間も無い中で、動物を保護する活動は本当にえらいな〜と思う。一方で、なぜそんなに動物が好きなのか??と根本的に理解出来ない自分が残念

  • ノンフィクションは全く読まないが、こちらは比較的読みやすかった。
    可愛らしい表紙だが、中身は重みがあって感動する。

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