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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591130797
作品紹介・あらすじ
天竜剣を手にし、その力を取りもどした花百姫は、隻眼の忍剣士・霧矢との再会を果たした。そして近江にやってきた姫の前に、三百年の封印を解き、神宝・破魔の鏡が姿をあらわした。その力により時を超えた花百姫-待ち受けていたのは空天の術者だったが、そこへ魔王が襲いかかる!魔王もまた、時を超える力を持っていたのだ…渾身の時代活劇ファンタジー、第三弾。
感想・レビュー・書評
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積読だった「忍剣花百姫伝」。続きを読み出したのはいいものの、レビュー振り返ると2013年ですか。寝かせるのも大概にするんだ。
登場人物とその関係性を再度把握するのに、一苦労。人物紹介がこんなに有難いと思ったのは、いつのことか。
二巻での決戦の後、八忍剣と神宝を求めて新たな旅路を進む花百姫こと捨て丸。
記憶を無くした天兵。傷の回復を待つ小太郎。重症の美女郎と彼の命を狙う流山。
それぞれが小康状態といったところでしょうか。
時を遡り出会った天魚と水魚郎。二十年前の彼らが現在はどんな姿に成長して、どうやって捨て丸と出会うのか。というか、すでに出会っているのか。水魚郎に重なった影は、そういうことなんでしょう。
美女郎の裏切りの理由は、自分だけが知ってしまった悲劇を回避するためになんとかしなければ、という身勝手な思いなのかもしれない。わからないですが。
彼個人の感情を身勝手と切って捨てるのは非道なのでしょうが、思い詰めてしまった故の行動は、そう感じてしまうのだなぁ。感情よりも理屈が先行してしまう。
美女郎に肩入れできるだけの理由が明かされることを期待します。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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