ズッコケ中年三人組age 47

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591131855

感想・レビュー・書評

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  • ハチベエが市議会議員選挙に駆り出され、モーちゃんの娘が子猫を連れて帰り、荒井陽子がハカセとの子どもを身籠る。

    選挙はとても大きなイベントだが、モーちゃんにもハカセにも自分の生活がある。
    生き物を飼うことを嫌がっていた母親が猫を可愛がってくれるようになってくれたことを喜ぶモーちゃん。(さらにその猫は三匹出産する)
    荒井陽子が40代半ばでの出産を終えたことに喜ぶハカセ。
    当選確実となり、協力者に感謝するハチベエ。

    喜びに満ちた47歳物語。

    -----------------------------------------------

    三人組それぞれが幸せそうで何より。
    モーちゃんの家の猫騒動がグッとくるエピソードだった。猫をかわいがるおばあちゃんがかわいい。

    ハチベエは選挙運動の際、ツチノコを捕まえたことや怪盗Xを追いつめたこと、数々の冒険エピソードを披露すれば、とてつもない話題性になったのではないか、と思った。けれど、そういう変化球的な演説は選挙に詳しい佐久間氏が許してくれなかったのかもしれないな。
    とはいえ、age44の最後に捕獲したツチノコはどうなったのかがいまだに気になる。なかったことになってしまったのだろうか。だとすると、age48ではハチベエの当選もなかったことになっているのかもしれない。
    すぐにage48も読んで、ハチベエがしっかり議員をやっているのか確認しなくてはならない。

  • 47歳まで来ました。
    相変わらずの雰囲気ですが、今回はハカセについにこどもが、そして、まさかのハチベエの出馬。
    このくらいの年だといろいろあるのかなあ。。

  • ハチベエが市議会議員って…、と思いつつ読んだ。実際の選挙もそんな感じで立候補なのかも。
    高齢出産がリアルに行われている現状。大変。

  • 中年シリーズ既刊分全部読んだので最新刊にレビュー。
    子供の頃を知ってる連中のオトナになってからの話ということで、同窓会で近況聞いてるような気分。
    懐かしかったり意外だったり身につまされたり。
    自分もこんな風に昔の友だちと語り合いたいなあ。

  • とうとう47才です。毎年1冊執筆される年の頃の話題が上手に盛り込まれているのですが。

    今回47才(2012年12月出版)では、なななんとヨッコの高齢初産の話と、軽めに介護の話と、
    そしてそしてハチベイくんが市議会議員に立候補するのです。
    特に政治に興味があったわけじゃないハチベイに白羽の矢が立ち、
    流されるままに(でも本人は自分で選択した道のような気持ちになり)コトはどんどん進んでいき。
    大人になると、自分以外の様々な要因で、ホント思いがけないことに巻き込まれたりするんですね。

    那須先生の選ぶテーマ、そしてそれを誰が引き受けるのか、毎回読むと「さすが!」と唸らずにはいられません。

  • 2013/06/07 まだこの世界に会えるのがうれしい。漢字とひらがなの選びかたが、いちばんしっくりくる文章かもしれない。

  • まさか、ハチベエが市議会議員選挙に出るなんて!ハカセと陽子さんが高齢出産でパパとママになるなんて。モーちゃんも含めたトリオの活動でない点は残念だけど、それぞれに変化が現れた今回も楽しく読めました。那須先生もご健在のままで、次回作を心待ちにしたいです。

  • 市議会議員に立候補することになったハチベエ。
    妻・陽子が妊娠したハカセ。
    母の老化と娘が拾った猫に頭を悩ますモーちゃん。

    個人的には、好きだった児童会長選挙の話が出てきてよかった。

    まさか!の結末だったので、age48が楽しみです。

著者プロフィール

那須正幹(なすまさもと):広島県生まれ。児童書の大ベストセラー「ズッコケ三人組」シリーズ全50巻(日本児童文学者協会賞特別賞・ポプラ社)をはじめ、200冊以上の本を執筆。主な作品に『絵で読む 広島の原爆』(産経児童出版文化賞・福音館書店)『ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー』(野間児童文芸賞・ポプラ社)など。JXTG児童文化賞、巖谷小波文芸賞など受賞多数。

「2021年 『めいたんていサムくんと なぞの地図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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