- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591132371
感想・レビュー・書評
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ハンセン病のこと、まだ苦しんでいる人がたくさんいること。
目を背けたくなるけど、忘れてはいけないです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ドリアン助川氏こと明川哲也氏の作品は2冊目
「星の降る町」も良かったが、これもまた良かった。
最近和菓子つながりで、図書館から借りましたが
「あん作り」この道50年の老婦人を雇う店長。
この老婦人との出会いが、店頭を変えてゆく。
外国で育った小豆が長いたびを重ね、老婦人のもとに来るわけだが、その小豆の声を聞けと・・
そして、季節季節の風、木々の声を聞けと・・・
そのあんのおかげで、売り上げが大きく伸びてゆく。
しかし、老婦人の身の上が吹聴され、客は遠のいてします。
この老婦人の身の上は・・・
そして、そのために背負ってきた過去は・・・
読んでいただきたい一冊でした。 -
サクサク読めるけど、心に残る作品。
文章の巧みさはないかもしれないけど、素直に読めて、素直になれる作品。 -
映画化されていなかったら、手に取っていなかったかも
樹木希林が演じたことが大きいかも
桜と閉ざされた世界 飛び立っていくカナリア
感謝して生きていかねば
何もかもなくしてしまっても、違う世界を探していけば生きていける -
癩病の元患者の老婆がどら焼き屋を助ける
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重たいテーマなんだけど、読み物としては軽く、さくさく読み終えた。
なんとなく知ってるけど、ちゃんとは知らない病気、隔離、差別されてきた人がいることが衝撃。しかもついこの前まで…。
とは言え、読みやすいから若い人にも読んで欲しいなぁ。
映画のDVDも見たい。 -
何の気なしに読み始めて、軽い読み物かと思ったら、実は非常に重たい話だった。
だからと言って、辛いとか嫌な感じではない。
ちょっと不思議だけれど、どこかに引っかかる自分があるのも確かである。 -
映画で樹木希林さんと孫の共演で話題になった。ハンセン病問題に取り組んだ作品
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らい病のおばあちゃんが作るどら焼きのお話。
周囲の偏見から逃れられず辞めてしまったけれど
きちんと病気のことを知るべきだと思いました。
そして、とても前向きで、でもどこか暗い…そんなおばあちゃんでした。