([は]1-6)秘密のスイーツ (ポプラ文庫 日本文学 ([は]1-6))

著者 :
  • ポプラ社
3.74
  • (6)
  • (17)
  • (14)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 205
感想 : 23
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591135617

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大切にしている一冊を再読。

    転校してきた学校でも居場所がなく不登校の理沙。母親への反発から神社へ携帯を隠すが、雨で心配になり思わず電話をかけると女の子の声がして…。
    秘密の交流。時代を越えて育まれる友情。
    人に喜ばれることを経験し、自分も満たされていくことに気付いた理沙。
    「友達のためにーー」
    少しずつ成長していく姿がまぶしい。
    意外な事実と感動のラスト!
    ずっと心に残っている大好きな作品です♪

  • 私は理沙が雪子に「本当に空襲が来て日本がアメリカに負けるんだよ」って言ったけど、雪子は信じなかった。そして、理沙は手紙を書いて送った。雪子から返事が来たのは戦争が終わってからだった 。雪子の家族は雪子以外みんな死んだけど、たった一人だけ生きてた。雪子とは戦争後会えることは出来なかったけど、心の底まで残る話でした。

  • 読みやすかった!
    自分が恵まれてる環境にいることを大事にしたいなあと思う

  • 不登校の小学生と戦時下を生きる女の子が秘密の穴で結ばれるお話。
    理沙はそこから貧しい雪子にお菓子をあげる。終いには雪子のために学校の友達と手作りスィーツを。自分ばかり食べていたおデブな理沙が少しづつ、人のために・・と変わっていく。
    ラストもとても良かった。

  • 心が温かくなった

著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

林真理子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
又吉 直樹
朝井リョウ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×