(004)コミュニティ発電所 (ポプラ新書)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591136331

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  • 2013年刊。◆エネルギー(特に電気)確保のためには、特定施設だけに依存するのでなく、発電装置の多様・多数化が肝要。その回答の一が、小規模分散型発電システム。電気の地産池消と多様な発生源を可能にする方法論だが、現在は、まだ自治体を巻き込むための方法を模索している段階。本書も各エネルギー毎の小規模分散型の長短を分析的に書いているわけではなく、新規導入の体験談的解説に止まる。◆PS.①小規模分散型発電システムの最強のアクセルで、補助金要らずを可能にする固定価格買取制度が民主党政権下で実現。
    それは、菅直人元首相が積極的に推進し、実現に漕ぎつけた。②経産省設置の「総合資源エネルギー調査会基本問題委員会」(原発賛成派、反対派、経済原理主義派が均等に構成)が約1回/10日の割りの会議で議論し、タウンミーティングも経て、約20年で「原発0、自然E30%」を実現するとの答申を。が、安倍政権は委員会へ何の再検討を諮ることなく反故にし、積極的に原発再稼働に動く(著者はかなり憤慨)。いずれも著者指摘だが、記憶しておくべき事実であろう。

  • 登録番号:11265 分類番号:540.921フ

  • 国内で原発リスクにおびえる必要のないデンマークは幸せな国なのか?
    スウェーデンが進めた政策は文言上は原発維持を許可しているが、実質的には原発維持は不可能。

  • 風力や太陽光での自然エネルギー発電にかかわる若者の活動と提言。少し自分の成功体験が強くて、どんな課題があるのか政治の問題はといったクエスチョンもありますが、かれのように気長にがんばるのも大事なんだろうと思います。

  • 読みやすく、勇気をもらえる、市民のための自然エネルギー発電所の How to 本。
    なぜ、地域分散型の発電所を推奨しているのかなど、思わず頷いてしまうところが多々あった。ことに、固定価格買取制度ができて、企業が発電事業に加入する中、なぜ市民が発電に取り組むのか、「電気は誰かがつくって運んでくれるもの」のままで良いのかなど、まさに、これから考えていきたいテーマで、自分の考え方を整理・確認していくのに役立った。

  • 実際に立ち上げていらっしゃる方々の事例を詳しく紹介してあった。これから考え始めようとしていた自分にとって大変参考になり、いいきっかけ作りができた。

  • 与えられたものをただ何も考えずに享受して、変えられないと諦めたり嘆いたり怒ったりするのではなく、自分たちで考え、行動して、変えていくことが必要だというメッセージと受け取りました。もっと自発的に、積極的に、自分から社会や世界と関わる必要性と、そのための勉強や行動が必要と感じました。

  • 再生エネルギーマンセー過ぎてちょっと理解し難い。

  • 原発が有る地域の方に読んで貰いたいですね、、、

    ポプラ社のPR
    「みんなが幸せになるエネルギーは
    こうやってつくる!

    世界には、普通の市民が発電所をつくり、その電力で生活している例がある。3・11以降、日本でもその動きは顕著だ。エネルギーの自立を手に入れるため動き出した日本各地のコミュニティを、最注目の若手研究者が紹介。」

    認定NPO法人環境エネルギー政策研究所
    http://www.isep.or.jp/

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著者プロフィール

NPO法人環境エネルギー政策研究所(ISEP)研究員。オールボー大学大学院(デンマーク)博士課程在籍。1982年生まれ。法政大学大学院政策科学研究科修士課程修了。2005年からISEPに加わり、コミュニティパワー事業の立ち上げを担当。著書に『コミュニティ発電所 原発なくてもいいかもよ?』(ポプラ新書)など。

「2014年 『コミュニティパワー エネルギーで地域を豊かにする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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