リーかあさまのはなし: ハンセン病の人たちと生きた草津のコンウォール・リー (ポプラ社の絵本 21)
- ポプラ社 (2013年11月14日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591136461
感想・レビュー・書評
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1907年、群馬県草津町にやってきた一人のイギリス人宣教師、コンウォール・リーの半生を描いた絵本。彼女は日本に来てから20年にわたってハンセン病の人たちによりそい、「かあさま」と親しまれた。こんな人がいたとは知りませんでした。
コンウォール・リーは恵まれた家庭に生まれた。軍人だった父親は彼女が2歳の時に亡くなる。
リーは12歳の時にジョージ・ハワード・ウィルキソンという牧師に出会い、大きな影響を受けた。
「人は誰でも、自分に悲しみや苦しみをもたらす試練に直面するときがきます。試練は神様が自分をきたえるためにお与えになったものですから、力を落とすことなく、それをしっかり受けとめましょう。そうすれば、人の悩みや苦しみを理解し、人に寄り添うことができる人になっていきます。悩む人に寄り添って生きれば、きっと神様の喜び、つまり『他者をなぐさめるよろこび』『助けるよろこび』が自分のよろこびになるでしょう」
この牧師の言葉はリーさんに大きな影響を与えたそうです。そして、日本でハンセン病の人に寄り添って生きることを決意したのでしょうね。詳細をみるコメント0件をすべて表示