- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591137796
作品紹介・あらすじ
身近なのによく知らない、知らないのになぜか親しい。
日本人と神様の不思議な関係を解き明かす!
初詣やお宮参り、七五三、結婚式、厄払いなど、人生の節目ごとに、私たちは気軽に神社を訪れます。
すっかり定着した感のあるパワースポットブーム、さらに2013年には伊勢神宮と出雲大社の遷宮が行なわれたことなどもあって、神社や神様への関心はいちだんと高まっています。
しかし、それほど日常的な存在なのに、神社へのお参りにはどんな意味があるのか、日本の神様が八百万とも言われるほど数が多いのはなぜかなど、詳しいことはほとんどの人が知りません。
身近なのにあまりわかっておらず、わからないのに親しみを感じている――このゆるやかな結びつきは、いったいどこからくるものなのでしょうか。
神社祭祀研究の泰斗が、日本人のユニークな神様観、神社の成り立ち、そしてこれからの時代の神様とのつき合い方について、わかりやすく語ります。
【著者プロフィール】
櫻井治男(さくらい・はるお)
1949年、京都府生まれ。皇學館大学文学部教授。博士(宗教学)。専門は宗教社会学、近代神道・神社祭祀研究。日本宗教学会常務理事・神道宗教学会理事などを務める。92年、神道宗教学会奨励賞受賞。著書は編著・共著も含め多数。近著に『地域神社の宗教学』『知識ゼロからの神社入門』などがある。
感想・レビュー・書評
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日常にある「トイレの神様」等の家を守る神様から有名な「出雲大社」「伊勢神宮」まで「神様」の仕組みを理解できる本。
神話が好きなので有名な神様の物語を色々とという感じなのかと思い手に取ったが、そうではなく神社や祠等の神様のいる場所?の内容がメインだった。
神主さんやお祭りで行われていること、大社や神社の区分け等、色々と興味深く勉強になった。 -
日本人は八百万の神(やおとろずのかみ)というように太古からさまざまなものに神様の存在を感じてきた。それぞれにご利益の違う神を私たちは使い分けて接しているが神様は許してくださっているのが、日本の神様の特徴。
本書は日本の神社の事、神様の事、優しく読みやすく書かれている。
・H25年は出雲大社の大遷宮だいせんぐう、伊勢神宮の式年遷宮しきねんせんぐうなど20年ごとの聖なるお引越しがある理由は諸説ある。建物耐久、技術継承、国家備蓄米保管年月、19年に一度と言われる朔旦冬至さくたんとうじ由来説、いずれにせよ万葉集が20巻ということからも20は特別な数字。
・お参りは神様の住まいを訪ねること。神道では夜は神様の時間、参拝は日中の早めの時間が良いとされる。夜明けが出発の時間。
・巫女さんは舞や楽を奉納するのが仕事だが、禁止される明治より前ははその体を依りましとする、呪術的のシャーマン的な役割りをになった。
・氏神様、産土神。 -
まぁまぁ楽しかった。手に取ってよかったと思えるレベル。そっこう読める。
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体系的に分けててスッキリする
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読みやすいんじゃないでしょうか?
日本人の神様との付き合い方が、ゆるくもしっかりとした結びつきなんだな…と改めて思った。 -
お宮参り
氏子札
トイレの神様
お稲荷さんの狐は透明、白い色、神使 -
神社のしきたりとかが判る