- Amazon.co.jp ・本 (124ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591141359
作品紹介・あらすじ
「粗大ゴミ そう言う妻は 不燃物」
「ケアマネを もてなしあとで 寝込む祖母」
「脳ボケに STOP細胞 ないかしら」
贈ってもらって嬉しい本!
おかげさまでシリーズ累計60万部突破、
川柳ブームの火付け役となったベストセラー、待望の第4弾です。
毎年1万を越える応募作のなかから選ばれるユニークな作品の数々。
本書は2014年の最新入選作を収録しました。
笑えてしみじみ、そして元気になれる楽しい一冊です。
「これだから 歳を取るのが やめられない」
……こんなに面白い句が集まるんだネ――立川志の輔さん大絶賛!
感想・レビュー・書評
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・あの世より近い気がする宇宙行き(34ページ)
副題ともなっている川柳は「あの世より近い気がする」で引き付けておいて、下五で「宇宙行き」と落としています。
「あの世」なんてどこにあるのかもわからないけれど、一応場所はわかっている遠い宇宙と比較されることで、「宇宙なら場所もわかっとるし、なによりあの世よりは宇宙のほうが近いらしいから、宇宙なら行けそやな」と、思えてしまいますよね。
・LED絶対見てやる切れるとこ(22ページ)
LED電球、替えたばいいけど切れるころにはこの世にいない…みたいな句は読んだことがあります。
しかしこの句は、LED電球にかえたことで「絶対この先生きて切れるとこ見てやる!!」という、生への貪欲さを感じます。
生きるの疲れたわ…とか、いつ死んでもいいや…とか聞くくらいなら、この句みたいに「生き抜いてやるぞ!!」というおもいの方が、心がほぐれる気がするのはなぜでしょうか…
・鏡見て懐かしくなる母の顔(17ページ)
・気がつけば晩年の母とうりふたつ(96ページ)
2句とも類似句ですが、どちらがより好みかと言われると、分かれるのではないでしょうか。
「鏡見て〜」のほうが、ドラマのワンシーンのように「場面」として想像ができます。
一方で「気がつけば〜」の句は、どんな場面かはわからないけれど、母とうりふたつだなあ…と気がついた時があったわけです。
けれど場面が限定されていない分、自分もそういえばこういうときに同じようにおもったな、というのが読者ごとに当てはめられる句だなあ…とおもいました。
このように、比べてみてわかることってありますね。
どちらの句が良い悪いではなく、どちらが好きか、ですかね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シルバー川柳、という名称だが、作者がシルバーってわけでもないっぽい。
父は「元酒豪 今はシラフで 千鳥足」にウケていた。 -
くすっと笑えるものです
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義母の家にあったので読んでみました。
おもしろいです。
が、素直に笑えないのは、自分もそろそろと思っている証拠だろうか?! -
すきま時間に。
相変わらずうなづいたり、うなったり。 -
気に入った川柳
素っぴんに
隣りの犬が
後退さり
気持ちより
日持ちが大事
老いの恋
フラダンス
ぷんぷん匂う
湿布薬
「死んでるの?」
ひ孫近づく
ババ昼寝 -
何回も
話したはずだが
「初耳だ!」
うける(*^^*)