あずかりやさん (ポプラ文庫 お 15-1)

著者 :
  • ポプラ社
3.82
  • (169)
  • (316)
  • (222)
  • (27)
  • (8)
本棚登録 : 2995
感想 : 236
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591145272

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 優しいお話。

  • 主人公は面白味のない人間。淡々と仕事をこなしているだけ。店ならではのトラブルが、物語を面白くしていると思う。「本を点字に訳す」という発想には目新しいものを感じた。

    主人公の相棒ポジの猫、(社長ことポーチドエッグ)を助けて事故にあった石鹸さん。身分を偽り、オルゴールを預けて亡くなった社長。母から唯一譲り受けた鍋を置いて施設に入ったおばちゃん。

    全体的にハッピーエンドとは言えない気がする。なるようになってる感じ。主人公は目が見えず、両親とも疎遠になっている30代独身男性。客観的に見たら「同情すべき人間」なんだろうけど、彼は毎日真っ当に生きている。「幸せの形って人それぞれ違うよね」と訴えかけてくるような本。三人称で色々な角度からお店を覗けるのは飽きが来なくて良かった。のれんの出番が最初だけだったのはちょっと残念。

  • この街の人々がずっと穏やかで幸せな生活を過ごせるように、と願ってしまう、そんな作品です。猫ちゃんがかわいい。

  • 1日100円で何でも預かる、あずかり屋さん。考えてみると、不法投棄できずに持ち込まれてしまうことが多いのでは?なんて考えてしまつたら話は終わり。目の不自由な店主がどう捌いていくのか、もう少しそのところに展開があればもっと面白くなるのになあ。ちょっと残念。

  • 私としたことが!!またやってしまった
    さっき読み終わったの2巻目

    積読してたなーと思ってよく見たら、あれ?
    でも、2巻目を先に読んでいたので、違った面白さもありました

    今回は社長の出番が多いです!

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/760538

    1日100円でどんなものでもあずかる店「あずかりや」。
    店を訪れる客たちには様々な事情があって…。
    店主に拾われるネコちゃんが出てきます。
    ネコは無事ですが、ちょっと切ない話もある小説です。

  • 1日100円でなんでも預かります。
    というあずかり屋さん。店主が素敵な人でそれぞれの事情を抱えてあずけにやってくるお客さんの物語。

  • 色々な人の想いがたくさんあるあずかりもの。店主と猫の「社長」に癒され、ほっこりするお話。

  • 1 日百円で何でもお預かりします。 盲目の青年が営むあずかりやさん。何だか昭和の佇まいを感じる。
    物や猫視点の語り口で語りは柔らかだけどシビアな背景もあり。
    シリーズ制覇したい作品。

  • たとえば、自分なら何を預けるのだろうか。一旦手放すことで見えてくる大切なことを感じました。

全236件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

東京都出身。2006年、『三日月夜話』で城戸賞入選。2008年、『通夜女』で函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞グランプリ。2011年、『猫弁~死体の身代金~』にて第三回TBS・講談社ドラマ原作大賞を受賞しデビュー、TBSでドラマ化もされた。著書に『赤い靴』、『通夜女』などがあり、「猫弁」「あずかりやさん」など発行部数が数十万部を超える人気シリーズを持つ。

「2022年 『犬小屋アットホーム!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大山淳子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×