(P[む]1-11)コンビニたそがれ堂 神無月のころ (ポプラ文庫ピュアフル)

著者 :
  • ポプラ社
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  • / ISBN・EAN: 9784591146644

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第5弾

    不思議なコンビニたそがれ堂。
    店長は風早の街を見守る神様のはずなのに
    神無月のころ、店長がいない?
    店番のアルバイトは、まさかのねここ??

    ・序章 神無月のころ ・幻の遊園地
    ・夏の終わりの幽霊屋敷 ・赤い林檎と金の川
    ・終章 三日月に乾杯

    神無月のお留守番は、ねここでしたぁ~
    今回も感動と泣ける話が盛りだくさん。
    ねここの着物が不思議でステキだなぁ~

    初めて南部弁の活字を見た!
    ルビ無しで、一般の人は意味がわかるのかなぁ~?

    お気に入りは「幻の遊園地」

  • シリーズ第5作目。
    「神無月のころ」のサブタイトルが表す通り、たそがれ堂の主人は10月なので不在。代わりに2作目に登場するねここがたそがれ堂でアルバイトをして、訪れる人たちの悩みを解決していく。
    前作が少しボリューミーだったので、今作はサクッと読んでしまった。ライトだけど、みんな心のどこかに忘れられない命の記憶があって、その記憶と決別する様子には思わず涙が溢れる。
    人間だれしも永遠に生きられる訳ではないけど、命が終わっても悲しいことばかりではないことを教えてくれる一冊。

  • 読了 2020年7月7日
    #コンビニたそがれ堂 #神無月のころ
    切ない…切ないお話
    ばかりでした。・゚(´∩ω∩`)。・゚

    【神無月のころ】
    読んでいる私も
    やっと一緒に暮らせるよ

    チイコ良かったね!!と
    思ってたのに……切ない。。

    ラストにいくにつれて
    涙が……止まらない展開


    街から外れたところにある

    そこには無いものがあったりする
    不思議なコンビニ。。

    行くと狐につままれたような、
    魔法みたいな出来事が
    待ってるんですよね…


    私も猫好きなので
    猫グッズどんなのか
    気になりましたよ~(=゚ω゚=)


    それに、目次とか猫のイラストが出てたので、
    二話以降も猫に因んだお話かな?

    と思ったら読むのが
    楽しみでなりませんでした☆


    【幻の遊園地】

    コンビニたそがれ堂。。
    ほんと何でも揃ってるんですね(笑)

    すごいなぁ~~~(p^-^)p

    すごい奇跡。。


    私も会いたい……
    謝りたい


    92[からかわれたら嫌だな、ってそう思って、一歩が踏み出せなかった。]

    93[わたしはいつも、もう取り返しがつかないってときになってから、間違いに気づくような気がするわ。]

    という気持ちとか
    色々な心情に共感…


    前を向く哲也くん
    良いな。。良いキャラ…

    うんと長生きして
    幸せになったら
    良いなと思いました。


    【夏の終わりの幽霊屋敷】

    妖怪類いのお話大好きなので、
    わくわくしながら読んでましたよ(笑)


    良い幽霊さんばかりなら、
    私も住んでみたい…


    賑やかは
    やっぱり良いですよね~~

    その後が気になりました!

    叔母の幽霊も出て来たら
    もっと楽しそうだな。。


    セーラー服を着てる幽霊が出てきた時は、
    (あと虎縞の猫……)
    ふと『夏目友人帳』を
    思い出してしまいましたよ(*´ω`*)

    186[左足から部屋を出る]
    私も試してみたくなりました。。(笑)ふむふむ…


    207[だから読み終わると次の本、また次の面白い本をと探して。新しい冒険を新しい友人たちを新しい世界を求める旅人のように。]

    この言葉感慨深かったです(p^-^)p


    私も読んだあとは、
    またすぐ次の本を読んでしまうので。。


    終わらない夏休み良いですね( 〃〃)うんうん…



    【赤い林檎と金の川】

    あ~切ない。。

    あの時もしこういう選択をしていたら、
    もしかしたら……という心情が切ない(ノω・、)

    『orange』のお話みたいでした。。


    私も。。
    最後、本当は一緒に連れていきたかっただろうな…と思いました。

    でもそうしなかったという切なさがグッと来ました(ノω・、)
    泣ける~~


    あの方言は津軽弁だったのですね!
    あとがきで知りました☆


    【三日月に乾杯】

    幽霊は行きたいときに
    行けるんだな。。と発見!

    ぞろぞろ来て
    人間の世界みたいに飲み会をする。。シーンは
    『帰ってきたヨッパライ』が
    聞こえてきそうな……

    (実際頭のなかで聞こえました……(笑))


    なかでも、幽霊さん達の会話がもうなんとも…


    292[告白だけでもしておけば良かった]って……

    若い男性のお話も、
    切ない(ノω・、)
    皆切ない。。


    風早三郎さんの時も
    ねここみたいに、
    幽霊さんのお話
    親身になって聞いてあげたり、
    一緒に飲んだりしてたのかなと
    その辺りちょっと気になりました(笑)

    あとがきにも書いてありましたが、
    ほんと一緒に接客してるとこ知りたくなりました!
    気になります(///ω///)


    ねここと一緒に
    楽しく飲んだりしてそうですね(*´ω`*)

    いつか、そんなお話もあったら楽しみだなぁ。。



    295[だいたいのひとたちが、自分たちが守られてるってことを知らないし、気づかないのよね。]


    うん…うん(´;ω;`)

    以前、危うく金具を抜く時
    目に当たりそうになった時があって
    結果かすり傷で済んだのですが……


    下手したら直撃してたかも。。

    この言葉読んだ時、
    もしかしたらって思いましたよ。(゚ω゚;)

    ほんと…ありがとう。。ですね(苦笑)




    ねここ 。。
    二巻 の『コンビニたそがれ堂 奇跡の招待状』に登場してたんだなと、
    また読んでみたくなりました(о´∀`о)

  • 今回のたそがれ堂は店主が不在によりねここがアルバイトとして登場。(神無月で出雲に行ってるのかな。)幻とか、幽霊とか怖いような、でも少し切ないお話。最近、父は遠くから見守っているもんだな。親子トラブルのニュースをよく聞き悲しくなる。こんな父を見習ってほしい。

  • 現実世界で心ない仕打ちを受けても、たそがれ堂を読めば切なく優しい話に心癒される(*´∇`*)♪(我ながら、なんと単純な(--;))神無月という事で店長は多分あそこへ出張中(^^;)代わりにアルバイトの化け猫ねねこさんが店番(^^)そのせいか妖し度が高かったような気がする(^.^)いやハロウィンだからか?

  • +++
    本当にほしいものがあるひとだけがたどりつける、不思議なコンビニたそがれ堂。今回は、化け猫「ねここ」が店番として登場!遺産相続で廃墟のような洋館を譲り受けた女性と忘れられた住人たちの物語「夏の終わりの幽霊屋敷」、炭坑事故で亡くなった父と家族の温かな交流を描いた「三日月に乾杯」など、ちょっぴり怖くてユーモラスな5つの物語を収録。深い余韻がいつまでも胸を去らない、大人気コンビニたそがれ堂シリーズ、第5弾!
    +++

    今回は、たそがれ堂の店主・風早三郎は店を開けていて、ねここがアルバイトの店番である。不思議と訪れた人がつい胸の中のもやもやを聞いてもらいたくなるのである。そして、少しだけ胸の裡を軽くして帰っていくのだ。ねここちゃん、なかなか向いているかもしれない。ほんとうに欲しいものが何かわからずにやってくるお客さんも、その人がほんとうに求めているもの、その人に本当に必要なものを手に入れて帰っていくのである。初めは、異界に迷い込むような怖さもあったが、読んでいるうちに、この世になくてはならないもののように思えて、愛すべきものになっている。コンビニたそがれ堂で出てくる食べ物や飲み物が、どれもとてもおいしそうなのもなんとも惹かれる。いつまでもいつまでも読み続けたいシリーズである。

  • 【収録作品】序章 神無月のころ/幻の遊園地/夏の終わりの幽霊屋敷/赤い林檎と金の川/終章 三日月に乾杯
    *いつもながら優しい語り口と温かい目線に、涙腺を激しく刺激される。

  • 先日読んだ第一巻に続けて読んだのが本作。
    シリーズとしては第五作目のようだ。

    今回はあの店長は登場せず、ねここという化け猫店番を務める。
    そして、収められたどの物語も、亡くなった人を巡る物語となっていたのが印象的だった。
    それから、「夏の終わりの幽霊屋敷」以降の三作は、いずれも主人公となる人が書物に関わる仕事をしているところも面白い。

    年を取っていくと、自分の中にたまっていく過去と話すようになるのか。
    読んでいて、なんだかそんな予感がしてくる。
    たくさんの楽しい思い出を持っておかなくちゃ。

  • 中学時代に読んだもの
    金木犀の匂い大好き
    翻訳家の話が1番すき

  • 2020#32

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著者プロフィール

1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞。著書に『シェーラ姫の冒険』(童心社)、『コンビニたそがれ堂』『百貨の魔法』(以上、ポプラ社)、『アカネヒメ物語』『花咲家の人々』『竜宮ホテル』(以上、徳間書店)、『桜風堂ものがたり』『星をつなぐ手』『かなりや荘浪漫』(以上、PHP研究所)、げみ氏との共著に『春の旅人』『トロイメライ』(以上、立東舎)、エッセイ『心にいつも猫をかかえて』(エクスナレッジ)などがある。

「2022年 『魔女たちは眠りを守る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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