- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591149423
作品紹介・あらすじ
多くの人の読書体験に強い影響を与えてきた、「怪盗ルパン」シリーズ。
弱きを助け、強きを挫く、世界一華麗な怪盗〝ルパン〟の活躍に憧れた子供たちも数多いことだろう。
今作では、子供時代、怪盗ルパンに胸を躍らせた過去を持つ作家陣が集結。
小林泰三、近藤史恵、藤野恵美、真山仁、湊かなえの豪華5人が、「怪盗ルパン」のオマージュ小説に挑む!
感想・レビュー・書評
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待ってました!「みんなの少年探偵団」が出た時から、ルパンで同じ企画本が出ないかなと。
前にもレビューで書いた事があったと思うのですが、私は子供の頃図書券を貰うと必ずルパンシリーズを買いに行っていた、根っからのルパン派!今でも大切に保管してあり、時々読み返しています。
今回の作家陣が結構好みでそれも嬉しかったのですが、読んでみて少年探偵団の時同様、ルパンの世界観を失わずそれぞれの色も出しつつという所が素晴らしいなぁと思いました。ルパンを好きじゃないと書けない。特に近藤さんの作品は、ルパンってこうだよね!と私が思っているイメージと当てはまる箇所があって嬉しかったです。
是非是非、他のルパン好き作家さんの作品も読んでみたいので、シリーズ化期待しています。 -
オマージュアンソロジー「みんなの少年探偵団」シリーズのルパン版。こちらも豪華な作家陣によって書かれている贅沢な一冊です。
第一話小林泰三さんの「最初の角逐(かくちく)」では若き日のルパンが〇〇××と△△!見どころも突っ込みどころも満載の夢の一篇。
第二話「青い猫目石」近藤史恵さんが描く貧しい青年画家と聡明な令嬢の恋の行方とルパンの物語。ある意味最もポプラ社ルパンシリーズそのままを書き表している気がしました。素晴らしい。
第三話「ありし日のルパン」藤野恵美さん。少年時代のルパンの葛藤や母への思慕にうなずかされます。
第四話「ルパンの正義」真山仁さん。子どもに読ませられるくらいかなりわかりやすく書かれていますが、史実のある事件を題材にした読み応えのある一篇。その事件や時代の背景を追うと、ルパンの原作も当時あった出来事を色濃く反映した作品が多いことに気づかされました。
第五話「仏蘭西紳士」湊かなえさん。この話にはルパンはあからさまには出てきません。代わりにレニーヌ公爵が登場。舞台は日本です。親日家だった彼が来日し、そこで出会った美しい姉妹に降りかかった不幸から脱出する手助けをします。これも実際のシリーズに紛れ込んだら違和感なく読んでしまうような見事な描写でした。
こうしてみてみると作家が男性であるか女性であるかでルパンの人となりがどのような点で注目されているか、わかれているような気がしました。男性作家の描くルパンはたくましさや不敵さなどが強調され、女性作家の彼には女性に対する優しさやロマンスが感じられました。それぞれのルパン像がとても興味深くて面白かったです。 -
ついに出してくれたか! 昔ルパンファンだった私としては嬉しい限りの一冊です。子供の頃に親しんだ人が多いだろうし、また新たに読む人にも楽しめそうな物語ばかりです。やっぱりカッコいいよなあ。謎とロマンが溢れています。
お気に入りは湊かなえ「仏蘭西紳士」。ルパンものとしての面白さももちろん、ミステリとしてもとても楽しめる一作でした。
小林泰三「最初の角逐」もなんだか凄い。いったいどういう物語なのかと思いましたよ。これはルパン好きだけでなく、あちらのファンの方にも興味深いのでは。 -
アルセーヌ・ルパンへの思いのつまったオマージュ作品集。
子どもの頃、ポプラ社のルパンシリーズに、どれほど胸を躍らせたことか。
あの頃のままのルパンが、日本の作家たちの手で甦ってここにいる。
なんて幸せなこと。
どの作品のルパンも、実際にルブランが書いたのだとして、違和感がない出来ばえ。
もっと、もっと、この世界に浸っていたい。 -
小学生の時、読書の楽しみを教えてくれたのは、ポプラ社の南洋一郎訳の怪盗ルパンシリーズ。
この何とも言えない雰囲気の装丁と、スマートなルパンの活躍にワクワクしながらページをめくる。小説はオモシロイという、いい記憶しかない。
そんなルパンの活躍を、今活躍中の作家さん達が描いたら、そりゃうもう楽しいに決まってる! -
近藤史恵さんの「青い猫目石」が素敵。
幸福と困難は紙一重…あぁ名言。
一瞬でルパンの世界にどっぷりひたれ満足。
やっぱりルパンはかっこいい。 -
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多くの人の読書体験に強い影響を与えてきた、「怪盗ルパン」シリーズ。
弱きを助け、強きを挫く、世界一華麗な怪盗〝ルパン〟の活躍に憧れた子供たちも数多いことだろう。
今作では、子供時代、怪盗ルパンに胸を躍らせた過去を持つ作家陣が集結。
小林泰三、近藤史恵、藤野恵美、真山仁、湊かなえの豪華5人が、「怪盗ルパン」のオマージュ小説に挑む!
『最後の角逐』小林泰三
『青い猫目石』近藤史恵
『ありし日の少年ルパン』藤野恵美
『ルパンの正義』真山仁
『仏蘭西紳士』湊かなえ
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「ホームズとルパン、どっちが好き?」というのは、ミステリ好きなら誰もが一度は問いかけられたことではないだろうか。わたしは最初に読んだルパンの物語のインパクトがあまりにも強かったので、迷うことなくルパンと答える。そんなルパンの知られざる一面が、ルパン好き作家たちによって、新しい物語にされる。こんなにわくわくすることがあるだろうか。そんな期待を裏切らない一冊である。愉しい読書タイムだった。 -
多くの人の読書体験に強い影響を与えてきた、「怪盗ルパン」シリーズ。
弱きを助け、強きを挫く、世界一華麗な怪盗〝ルパン〟の活躍に憧れた子供たちも数多いことだろう。
今作では、子供時代、怪盗ルパンに胸を躍らせた過去を持つ作家陣が集結。
小林泰三、近藤史恵、藤野恵美、真山仁、湊かなえの豪華5人が、「怪盗ルパン」のオマージュ小説に挑む!
『最後の角逐』小林泰三
『青い猫目石』近藤史恵
『ありし日の少年ルパン』藤野恵美
『ルパンの正義』真山仁
『仏蘭西紳士』湊かなえ -
ルパンのオマージュ作品?
小林泰三さんが加わってるので、借りてみた。
小林泰三さんのは会話が多くて小林泰三さんっぽかった。
完成度?で言ったら近藤史恵さんの青い猫目石か藤野恵美さんのありし日の少年ルパンが完成度高かったかな。 -
泰三節控え目でスマート過ぎ、楽しませては貰える
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ホームズとセットで
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当然ホームズも熟知している人たちが書いているからか、登場するホームズ像も、ルパン本編に出てくる、なんかちょっと扱いがぞんざいなホームズとは違う。
日本の影響が濃いのはルパンもホームズも同じなのかもしれないけど、日本人が登場するとまたそれはそれでなんだか違和感があるなあ。 -
どの作品もそつがない、というのが読み終わった印象(褒めてます)。ルパンの子供時代を楽しめるものもありますし、本当にルパンがルパンらしい活躍をするものもあり純粋に楽しみました。児童書のアンソロジー内の一編ですからそれなりに短いですがどれもこの長さに綺麗に収められていて満足できるものです。対象年齢の子供達ももちろん十分楽しめるでしょう。一番好きなのは紳士ルパンを堪能しながらも綺麗なミステリ作品になっている湊さんの「仏蘭西紳士」。近藤さん、真山さんのものも好みでした。
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ポプラ社ルパン・ホームズシリーズをほうふつさせる内容。原作を再び読みたくなった。
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巻頭「最初の角逐」(小林泰三)に、あの大物も登場する。ルパンが率いる組織の基盤はアレだったのか!
巻末「仏蘭西紳士」(湊かなえ)は、女性読者の憧れるルパン像を細やかに描いている。
「ルパンの正義」(真山仁)はドレフュス事件を扱っている。思い出されるのが、マックイーンの映画「パピヨン」。主人公が流刑地の仏領ギアナ悪魔島で、座るのに適した岩に腰掛けていたら、老囚がよろよろと現れ「それはドレフュス大尉のベンチだ 座ってはならん」
他の観客もそうだろうが、当時の私もちんぷんかんぷんだった。
ドレフュス大尉は、その岩に腰掛けて故国をしのんでいたのだ。 -
小学生の頃に夢中で読んだ懐かしさが蘇ってくる〜。ルパンの人物像はもはやもわっとしているけれど、こんな感じ感じ…という怪盗紳士のエッセンスは十分楽しめた!
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だってルパン好きなんだもの。
怪盗紳士のイメージさえ崩してくれなければ良しなんです。
どれもすっごい気に入った!とかではないけどどれも楽しく読ませていただきました。
久々に原作の方が読みたくなってきた!
2016.8.21 100 -
小林泰三「最初の角遂」初っ端からクトゥルーするのかと思ってハラハラしたけど、本くらいだったので安心。小林さんだなあ~といった感じ。好きです。
近藤史恵「青い猫目石」なかなか好き。
藤野恵美「ありし日の少年ルパン」まあまあかなあ。
真山仁「ルパンの正義」布陣を見たときになぜ真山仁、と思ったけども、なんというか……やはり…社会派っすな……
湊かなえ「仏蘭西紳士」湊かなえだからすっきり爽快ではあるまい、と思ったけどその通りだった。でもハッピーエンドではあったのでよかった。
最初の二編が好きかな。 -
少年探偵団ほど読み込んで無かったし、ルパン三世とごっちゃになってるし、というわけで懐かし感は少なかった。しかし、ルパンの若い頃を描いた2作は秀悦、特に「ルパンの正義」はルパン三世に通じるものもあり面白かった。
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2016 05 30読了
中学時代よく読んだな。図書室のルパンシリーズを読破する勢いで。
近藤史恵の「青い猫目石」がマイベストかな。 -
アンソロジー。5作。
どの作品にもイメージするルパンがいる。
そう、共通する格好良さ。 -
少年探偵団も良いけれど、やっぱりルパンが好き!(*^^*)どの話も大好きだけれど、一番はホームズが絡む「最初の角逐」♪あぁもっと読みたい!(>_<)
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2016年3月刊。5人の作家による書下ろしアンソロジー。最後の角逐:小林泰三、青い猫目石:近藤史恵、ありし日の少年ルパン:藤野恵美、ルパンの正義:真山仁、仏蘭西紳士:湊かなえ。レトロな表紙が郷愁を誘う。怪盗ルパンへのオマージュ。小林さんのルパンが、最も楽しかった。
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ルパンはかっこいい。怪盗紳士という肩書きがぴったり。どれも面白かった。真山さんが参加してるのが意外。
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【収録作品】『最後の角逐』小林泰三/『青い猫目石』近藤史恵/『ありし日の少年ルパン』藤野恵美/『ルパンの正義』真山仁/『仏蘭西紳士』湊かなえ
*ルパンは永遠のヒーローだ。同系列の少年探偵団ものと比べると、オマージュでも、ストレートな愛情を感じさせる作品が多いように感じられる。あの格好良さは別格。 -
とても読みやすい豪華アンソロジー
こどももおとなもわくわくしちゃう。
小林泰三さんの作品すき -
ルパンへのオマージュ。
無名時代、少年時代、日本を訪れたルパンなどなど -
怪盗ルパンの新刊が出るのをわくわくして待っていた
小学生の頃を思い出した。 -
うれしなつかし。
ジュヴナイルのホームズとルパン、どっちが面白いか……というのは好みによりますが、どっちがイケメンか!? という質問には、男女問わず「ルパン!」と殆どの人が答えるよねん。うふふん。
お久しぶりですー!
コメントありがとうございますo(*'▽'*)/☆゚’
昨年は中頃からはなかなか本も読めず、...
お久しぶりですー!
コメントありがとうございますo(*'▽'*)/☆゚’
昨年は中頃からはなかなか本も読めず、
読んでもレビュー書くの面倒だな〜
とか思ってたんですが(^_^;)
今年も段々暖かくなってきたし、
バタバタも落ち着いてきたので
徐々に復活しようと思っています♪
まっき〜♪さん!
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします♡