あるかしら書店

  • ポプラ社
4.30
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本棚登録 : 5633
感想 : 614
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  • Amazon.co.jp ・本 (103ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591154441

感想・レビュー・書評

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  • ヨシタケシンスケさんの想像力と画力が最高。本の見返しの部分にもイラストが施してあり、細かいところまでこだわった作品であることがわかる。ロマンがある作品。

    以下個人的に好きだった内容
    『2人で読む本』
    上下に分かれている本を二人で読むのだそう。上司と部下だと思われる二人が「上司と部下 理想の関係」と書かれた本をくっつけて読んでいるイラストがかわいらしい。

    『読書サポートロボ』
    うるさいところで耳をふさいでくれたり、寝そうなときに起こしてくれたりするロボ。励まし機能もあるそうで、最後まで読めそうにないときに励ましてもらいたいと思った。

    『読書草』
    5年に1度、動物が読書をする「読書現象」が起きるのだそう。それには読書草というのが関係していて花粉や香りで皆読書をする。しかし、読書草が枯れてしまうと、読書意欲もなくなり、読書草の研究をしていた研究員もやる気をなくしてしまう。私も同じ現象にかかるので、読書草の影響を受けているのかもしれない。

  • 本にまつわる“あったらいいな”が詰まっている。
    ヨシタケシンスケさんの豊かな想像力が読者を楽しませてくれる。
    大人が読む絵本。

  • 本って人間そのものなんだ!というページがある。
    このたくさんの本にまつわるインスピレーション。
    全てヨシタケさんそのものだ。
    図書館で借りて読んだけど、今日、本屋さんに買いに行こう。

  • ある町の外れにある「あるかしら書店」
    このお店は「本にまつわる本」の専門店
    この本屋には、色んな理由で本を探しにお客さんがやってきます

    読書を助ける道具、本にまつわるイベント、本にまつわる名所などが出てきます。
    クスッとしたり悲しくなったりワクワクしたり、とにかく読んでいる人の心を動かして、こんな本や本屋があったらなぁと思わせてくれます。

    「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」で毎回上位にランクインしていますが、本好きな人なら年齢を問わず大好きになる絵本です。

    以下、個人的に好きなもの
    ・読書サポートロボ。
    感想を聞いてくれるなんてありがたい。
    しかも「そっかー。でも10年後に読んだらおもしろいんじゃない?」と返答してくれる。合わない本にも読むタイミングがあるんだよと教えてくれるなんて優しい。

    ・文庫犬
    そばにいてほしい。選書もできるなんて。

    ・本のお祭り「春追い」
    祭りの内容は本書を読んで確認してください。これの祭りに「春追い」と名付けるセンスが好き。

    ・お墓の中の本棚
    素敵。本好きがあこがれるお墓だと思いました。

    「第3回 小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」第3位
    「第2回 小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」第2位
    「第1回 小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」第2位

  • 職場の同僚から借りました。

    楽しい気分になれました♪

  • おもしろい。とぼけた絵と発想が絶妙。

  • ホントに絵が可愛くて大好き!
    子供の頃に読めたらまた違った感覚なのかな。

    なかでも、「お墓の中の本棚」は大切な人とずっと繋がれる感覚がいいなぁと思うし(自分のは見られて恥ずかしく思うこともありそうだけど…)、「水中図書館」はとても夢があるし、「本のその後」はものがたりの気持ちが社会に溶け込んでるって思うと何だか温かい気持ちになれるし。
    クスリと笑えたり、温かみがあったり、読んでいて幸せな気分になれる本。

  • なんて素敵なんだろう!こんな本屋さんがあったらどんなに素晴らしいか。思わずクスリと笑っちゃうアイデア、自由で飛んで行ってしまいそうな発想、そして最後に考えさせられるメッセージ、、、なんて書くとお説教臭いものを連想させてしまうかも。全然、そんなことはない、強くて優しい絵と色と、最高のメッセージが詰まった絵本です。

    そうそう!本ってそうだよネ!!

    がいっぱい詰まった、まさに「出会えて良かった!」の一冊でした。

  • 本への愛に満ちた本。「本屋さんてどういうとこ」「大ヒットしてほしかった本」の章が特にしみじみしていてよかった。

  • ありそうでなかった面白さ。
    <お墓の中の本棚>がお気に入り。
    本好きの故人とつながり続けられる。本当にあったらいいのに。

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著者プロフィール

1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞などを受賞。『もう ぬげない』(ブロンズ新社)、『おしっこちょっぴりもれたろう』(PHP研究所)で第26回、第29回けんぶち絵本の里大賞を受賞。ほかの著書に、『結局できずじまい』『せまいぞドキドキ』(ともに講談社)、『ころべばいいのに』『ねぐせのしくみ』(ともにブロンズ新社)、『りゆうがあります』『あきらがあけてあげるから』(ともにPHP研究所)などがある。2児の父。

「2022年 『レッツもよみます』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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