よみがえる怪談 灰色の本 (ポプラポケット文庫 77-16)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591155073

作品紹介・あらすじ

お墓の前に忘れられていた一冊の本。『灰色の本』と題されたその本を手にしたときから、夏美は怪談の世界にまきこまれていく――。
『灰色の本』には、死んだ人に会える方法が書いてあるという。亡くなったお父さんに会いたいという夏美の想いは叶えられるのか……!? そして、その方法とは!? 
『黒い本』『赤い本』など累計70万部突破の「本の怪談」シリーズ、待望の最新刊!

感想・レビュー・書評

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  • この世とあの世の間の色、灰色にまつわる怪談。
    実家のお寺の留守番中にお参りに来ていた人の忘れ物と思われる灰色の本を手にする主人公。
    本で読んだ内容と似たことが現実で起きるパターンはやっぱりぞわっとする。

    「防犯カメラ」
    防犯カメラにのみ映る何か。見る機会はないけれど、防犯カメラのチェックとかやりたくないなぁ。

    「灰色の糸」
    読み手に実行させることで成立する怪談。
    本物の怪談を100個集める手段に使われそう…。

    「ちがうじゃねえか」
    夢と違うことをするな、と言われるパターンの何回目かな。


    「百人地蔵」
    身代わり地蔵が今まで肩代わりしてくれた分を全部引き継ぐ…。
    そんな途中で放り出す身代わり地蔵は嫌だ…。

    主人公を助けてくれる女の子が怪しいと思ったけれど、そんなことはなかった。

    こっちの山岸さんも祠を探しているそうだ。
    山岸は何者なんだ。
    そして、普通の人ではないという情報も。

    次回は二冊同時刊行。
    楽しみだ。


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著者プロフィール

緑川聖司(みどりかわ・せいじ)
大阪府出身。2003年『晴れた日は図書館へいこう』(小峰書店)で第1回日本児童文学者協会長編児童文学新人賞の佳作となりデビュー。主な作品に「本の怪談」シリーズ、「怪談収集家 山岸良介」シリーズ(ともにポプラ社)、「七不思議神社」シリーズ(あかね書房)などがある。『世にも奇妙な物語』(集英社みらい文庫)、『炎炎ノ消防隊』(講談社青い鳥文庫)など、ドラマや漫画のノベライズも手がけている。

「2023年 『意味がわかるとゾッとする  怖い博物館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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