クマのあたりまえ (ポプラ文庫ピュアフル う 2-1)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591155707

感想・レビュー・書評

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  • 穏やかな気持ちでいられました。

  • 短編集。ベタな話だが「朝の花火」が良かった。少女を絞め殺そうとしたアオダイショウが、少女と毎日会話するようになってから次第に心を開いていく。最後はエレベーターに閉じ込められた少女を助けるために、鉄塔に登り自ら命を落としてしまう切ない物語。
    最終話の「クマのあたりまえ」も良かった。小熊の言った言葉、「死ぬのは今でも怖いけど、死んでるみたいに生きるんだったら、意味がないと思ったんだ。」が心に残った。

  • 収められた9つのお話は動物目線で描かれてはいるものの、生きる意味を見失っているひとに読み聞かせてあげたいものばかりです。中にはほんのり哲学も入ってて深く考えさせられるようなものも。私はとりわけ「アメンボリース」が好みかな。

  • 童話や絵本のように読めました。

    小話がいくつか入っているのですが、
    「朝の花火」はちょっぴり泣けました。

  • クマ、鳥、サル、アメンボウ等の織り成す
    ごく普通の日常だったり、不思議だったり。

    絵本を開いて読んでいるかのような話でした。
    ほんわかしてみたり、あれ? と思ってみたり。
    想像すると脳内は可愛らしいのですが
    何かの本質を考えさせられる気がします。

  • 寓話のような、動物たちのおはなし。
    べっぴんさんだけど寂しいチドリ、
    人間社会に出て行ってしまったかあちゃんを追いかけて来たサルのこども、
    哲学的な鯉のクロエ・・・
    表題作は最後の一話。クマの子の真理をついた言葉にハッとさせられる。

  • 童話のような、動物たちの深く愛しく切ない命と
    生きることのお話

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著者プロフィール

1966年生まれ。広島大学教育学部心理学科卒業。『非・バランス』で第36回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。『Two Trains』で第57回小学館児童出版文化賞、『園芸少年』で第50回日本児童文学者協会賞を受賞。作品に『いいたいことがあります!』『超・ハーモニー』『クマのあたりまえ』『だいじょうぶくん』などがある。

「2022年 『考えたことなかった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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