アンネのこと、すべて

著者 :
制作 : アンネ・フランク・ハウス 
  • ポプラ社
4.56
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本棚登録 : 95
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (39ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591159934

作品紹介・あらすじ

アンネ・フランクは、ドイツ生まれのユダヤ人。
迫害を逃れるために家族とともに隠れ家で暮らし、毎日のように日記を書いていました。
しかし、その日記は761日めでとぎれます。
密告によって収容所におくられたアンネは1945年、チフスのために亡くなりました。
第二次世界大戦後、家族のなかでただひとり生き残った父、オットーは
アンネがのこした日記を出版しました。『アンネの日記』です。
隠れ家での暮らしを生き生きと愛情深く、また、人間の内面を深く観察した文章は、
いまなお多くの人に読みつがれています。
アンネが生きたのはどのような世界だったのでしょう。
ユダヤ人は、なぜ迫害されなければならなかったのでしょう。
アンネの誕生から死、そして現在までをたどってみましょう。

感想・レビュー・書評

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  • ドキュメンタリーとかだと悲しくって観れないんだけど、この本は、悲惨さよりも、アンネが見た世界と、その時代を客観的に教えてくれるから、あまり悲惨さは感じない。それは、アンネ自身が書いたアンネの日記とつながるものだと思う。ホロコースト、アンネの死を悲惨な出来事とせず、歴史の一つとして、生活感も込めて事実をわかりやすく教えてくれる、とても素晴らしい本だ。

    意図があって半紙にしたんだろうけど、結構読みづらかった汗

  • 勤務校(小学校)で今年度購入した本。子どもにもわかりやすい解説と、写真や絵がたくさん散りばめられた本書。飽きないように半ページになっていたり、工夫が感じられた。当時の戦争や周辺カ国の様子などもとらえやすい。

    『アンネのこと、すべて』というタイトルだが、最後にこれだけがアンネのすべてではない、『アンネの日記』も読んでね!みたいなことが書いてあってとても良かった。

  • ティーンコーナーにある本なので、わかりやすい。
    比較的ページ数は少ないのに、情報量が多い。
    アンネの日記の中身は詳しく書かれていないけど、当時の戦争の様子や、沢山の『なぜ?』が書かれている。
    全人類が一度は見た方がいい。

  • 写真とイラストでわかりやすい
    戦争の開始前から終わったあとまで記載

  • たくさんの写真やイラストと共に当時の様子を理解する事が出来ました。子供たちに是非読んでもらいたいです。

  • アンネの本も長いこと新刊が出てませんでしたから学校によってはないところもあるでしょう。
    学校は、買い!!

    2020/01/28 更新

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著者プロフィール

小林 エリカ(こばやし・えりか):目に見えない物、時間や歴史、家族や記憶、場所の痕跡から着想を得た作品を手掛ける。著書は小説『トリニティ・トリニティ・トリニティ』『マダム・キュリーと朝食を』(共に集英社)、『最後の挨拶 His Last Bow』(講談社)、コミックに“放射能”の歴史を辿る『光の子ども 1-3』(リトル・モア)、絵本に『わたしは しなない おんなのこ』(岩崎書店)他。私的なナラティブと社会のリアリティーの狭間を追体験するようなインスタレーション作品も国内外で発表し、主な展覧会は個展「野鳥の森 1F」(Yutaka Kikutake Gallery) 、「りんご前線 ? Hirosaki Encounters」(弘前れんが倉庫美術館)、「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」(国立新美術館)他。近年は、音楽家の寺尾紗穂とかつての歌を甦らせる音楽朗読劇シリーズ「女の子たち風船爆弾をつくる Girls, Making Paper Balloon Bombs」の脚本も手がけている。

「2024年 『彼女たちの戦争 嵐の中のささやきよ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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