クリスマス・キャロル (ポプラ世界名作童話 26)

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  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591160169

作品紹介・あらすじ

スクルージは、お金の欲にとりつかれた、きらわれもの。いつもするどい目つきをし、だれにも心をゆるさずひとりぼっちだった。クリスマス・イブのおいわいにきた、おいのフレッドさえも、
「ふん、くだらない!」とおいかえすありさま。その夜、3人のクリスマスの精霊がスクルージの前にあらわれて……。
C.ディケンズの名作を小学校低学年の子どもたちのために、美しい日本語と親しみやすい絵でまとめた1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • クリスマスの時期になると読みたくなる本。
    お金持ちだけどケチで無慈悲な男の心根を変えたのは何だったのか?
    古い時代に書かれた物語だけど今にも通じる、貧困や生活困難、貧富の差。幸せとは何なのだろうと考えさせられる一冊です。

  • 名作とのことですが、恥ずかしながら私は知りませんでした。
    小1の娘が学校の図書の時間に教わった物語ということで、もう一度読みたいと言っていたので探しました。ただし、学校での授業では動画か何かで、スクリーンに写して(流して?)教わったそうで、この本そのものではありません。たまたま歯科でもディズニー判のクリスマス・キャロルがDVDで流れていました。娘は同じ内容だと言ってたので、とても有名で様々な形でリメイクされていることを知りました。
    この本は小1には少々難しいかなと。大人でもなんだかややこしく、特に始めはこんがらがりました。
    原作を読みやすくしてるとは思いますが、それでも外国特有の読みにくさ、または直訳されたような文章があちらこちらに。子どもに読み聞かせましたが、分かっているような分かってないような。でも途中で止めないで最後まで聴いてくれてました。
    マーレーの台詞にハッとさせられました。
    時は産業革命、お金ばかりに捕らわれていることの愚かさ。
    精霊たちとのやり取りは引き込まれます。
    これはハッピーエンドなのかバッドエンドなのかとハラハラしながら読みました。
    そして最後の言葉は染みました!この年齢でも!
    『このよのなかでは、よいことをすれば、かならずだれかがはらをかかえてわらい、わらわれないことなどひとつもない。わらっている連中は、顔にしわをよせて、いっそうみにくくなる。だがそれはそれで、けっこうなことだ。』
    何も事情を知らないで笑い、バカにし、責める愚かな人間の多いこと。。
    この言葉は子どもや自分自身に植え付けたいです。

    内容と挿し絵の雰囲気がちょっと違う気がするのが少し残念でした。

  • 急に性格が変わるのが面白かった

  • スクルージが精霊の話を聞いて、素直になった所が好き!!

  • 有名なお話だからあらすじは知っているし、映画も観たことがあるけれど、本として読むのは初めてだった。心の奥底まで冷えきった人間が、 自分の過去・現在・未来を見せられて…という話の展開はシンプルでわかりやすい。日々の生活に没頭するあまり視野狭窄に陥り、大切なものを見失うのは、誰にでも起こり得ることで、その意味では、スクルージは特別な人間ではない。これは、普遍的な人間の物語なのだと思う。

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