湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ 三日月の巻: 三日月の巻 (ポプラ文庫 な 11-5)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591161234

作品紹介・あらすじ

如月庵は上野広小路から湯島天神に至る坂の途中にある、知る人ぞ知る小さな宿だが、もてなしは最高。気働きのある部屋係がいて、板前の料理に舌鼓を打って風呂に入れば、旅の疲れも浮世の憂さもきれいに消えてしまうと噂だ……。
そんな如月庵の離れに、謎の人物が逗留しているらしい。離れは女中頭の桔梗がつきっきりで世話をしているが、どうやら桔梗の過去にも関わりがあるようで……。
大好評お江戸人情シリーズ第2弾!

<プロフィール>
中島久枝
東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業。フードライターとして活躍中。『日乃出が走る』で第3回ポプラ社小説新人賞の特別賞を受賞しデビュー。同作で歴史時代作家クラブ賞新人賞ノミネート。著作に『金メダルのケーキ』『いつかの花』

感想・レビュー・書評

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  • 三日月の巻 ― お宿如月庵へようこそ 湯島天神坂シリーズの2作目 
    2018.12発行。字の大きさは…字が小さくて読めない大きさ。
    おからはきらずというけれど、母の味は小茄子の漬物、犬好きに悪人はいない、女の幸せは男次第?の4話。

    梅乃が、噂の隠れ宿・如月庵で部屋係として奮闘する物語です。

    此度は、仲居頭桔梗の幼馴染の浜中藩の染井忠輔が、浜中藩の嫡男・守継様を攫って如月庵に泊ったことから、桔梗が20年前に藩のお家騒動で父と兄が切腹し、母は病で亡くなり一人で江戸へ出て来たことが分かります。

    【読後】
    如月庵は、何か秘密があるように思えてなりません。板前の杉治が、忍者のように投げ矢を使い。仲居頭の桔梗が武術に優れ。まだ出ていない何かが、これから出て来るのか。
    部屋係の梅乃の成長が楽しみです。
    2020.12.14読了

  • プロローグ、四組のお客様、そしてエピローグ
    それぞれに抱えた悩みに梅乃はついつい関わってしまう。まぁ適当にねと思ってしまう。この宿に悩みのない人は泊まりに来ないのかしらん?

  • 如月庵シリーズ第二弾。姉お園も見つかり、仕事にも慣れ少しずつ大人になっていく梅乃の姿を描く。

  • シリーズ第2弾。

    今回は、仲居頭の桔梗の過去に関わる人物が登場します。

    梅乃もお客様に振り回されながら奮闘していますが、何やら気になる人ができた模様・・。
    紅葉の“ガキ大将”っぷりが、なかなか良い味出しています。

  • 面白かったです。最後の方がどんでん返しになっています。 続編も 読みたいです。

  • あれ?こんな感じだったっけ?
    梅乃も紅葉も仕事しなよって思ってしまった。連作短編なんだけどどの話もとても中途半端だった。

  • 2021.10.03

  • 本当は少しずつ変わっているんだ。伝統の味とか、秘伝の味っていうのは本来そういうもんだ

  • リアリティーばかりをを追求するのは、ダメだと判ってるけど
    余りにフレキシブルで、下手すりゃ今よりホワイトな勤務体系はどうなの?

  • ほっこりした。

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