世界基準の子どもの教養

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591162101

作品紹介・あらすじ

これまで、人生の半分以上を海外で生活し、
グローバル社会を牽引するリーダーたちに囲まれながらビジネスをし、
グローバル社会の真っただ中で子育てをしてきて痛感することがあります。
それは「グローバル社会はこれまでのように一国で物事が完結していた社会とは全く違う社会。
そこで生きていくためには新しい人生の知識とスキルが必要だ」ということです。 ~はじめにより~

オバマ大統領らとともに「ワシントンの美しい25人」に日本人で唯一選ばれ、
全米最優秀女子高生を育てた母も実践する、
世界のどんな場でも活躍できるために必要なこと。

(もくじより抜粋)
第1章 リベラルアーツを学び自分の意見を持つ
・幼児期から始まるリベラルアーツ教育
・家庭でできるリベラルアーツ教育

第2章 Causeという自分らしい社会との関わり方を持つ
・Causeが形づくるグローバル社会
・幼児期から始める家庭で実践するCauseの育み方

第3章 教養あふれる会話と会話術を身につける
・ポリティカリーコレクトを実践する
・子どもの大人と話す力の鍛え方

第4章 グローバル教養に欠かせない「外からみた印象」
・外から見た印象の教養度をあげる 自分らしい健康体
・外から見た印象の教養度をあげる 清潔感は究極のグローバルスタンダード

第5章 グローバル教養あふれる食事の仕方
・子どもが知っておくべき食事のマナー 日本とは異なる時間厳守を知る
・子どもが知っておくべき食事のマナー お酒との関わり合い方

第6章 グローバル社会でネットワークを築くための社交のルール
・グローバル社会の社交行事のコツ 気持ちの良いゲストになる
・子どもの社交マナー

<著者紹介>
ボーク重子(ぼーく・しげこ)
ICF認定ライフコーチ、アートコンサルタント。大学卒業後、外資系企業に勤務。30歳の誕生日前に渡英、2004年にアートギャラリーShigeko Bork mu projectをワシントンにオープンする。2006年にはワシントンDCでの文化貢献度を評価されオバマ大統領(当時上院議員)やワシントンポスト紙の副社長らと一緒に「ワシントンの美しい25人」にたった一人の日本人として選ばれる。娘のスカイは2017年「全米最優秀女子高生」コンテストで優勝、多くのメディアに取りあげられた。

感想・レビュー・書評

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  • 家庭内の学びについてかと思ってたら、実際にできることもあったので実践が楽しみです◎

    概要
    ①リベラルアーツ
    ②Cause
    ③会話と会話術
    ④目に見える教養
    ⑤食事の仕方
    ⑥社交のルール  

    ①自分の意見を持つ子を育てる
    →情報を集め、分析検証し、理論的な自分の意見を構築する
    ⇒家で:気づいたことは?印象に残ったことは?どうしてそうかんじたか?自分だったらどうした?
    を考えさせる

    ②社会との関係性
    →自分1人の夢ではなく“自分は何ができるのか”を自問する
    ⇒世の中をもっと住みやすくしたい、便利にしたい
     そのために自分だったらどうするか
     そのためには自分は何ができるのかを考える

    前半がすごくタメになりました。
    後半は異文化と触れる人ならでは。という感じで、私は関係ないのかな…と。

  • 著者の他の本が良かったので中身を見ないで買ったけど、内容が薄く誤植も多かった。

  • この手の経歴の人(なかんずく、女性)は、「どうせ自慢でしょ」「出羽守」などと叩かれるのが日本の常。
    だがさすがと言うべきか、自慢どころか自分の失敗談を晒しまくり、「日本流の『おもてなし』や女子力も素敵だと思う」「個人的にはMrs./Missの区別をつけられることにはあまりこだわらない」などと、むしろ「ちんよし」=男尊女卑な日本の男に迎合するホステス的話術の印象が強かった。「読ませないことには始まらない」という本書での主張を実践しているわけで、そんなところに最も著者のしたたかさを感じた。
    マナー本の性格が強いが脅迫的なものではなく、むしろいまどきのグローバルスタンダードはこんなにゆるいのか、と驚いた。「そんな貴女じゃダメ! 男様に愛していただけないよ☆」てな広告を刷り込まれて自己肯定感削られまくりの日本女性には、優しさすら感じられるのではないか。内容も「そりゃ、こういう配慮は必要だよな」と納得できるものが多かった。

    2020/8/16読了

  • 途切れ途切れで3時間くらい?
    前半の、家庭でできるリベラルアーツ教育についてや論理的思考法の訓練については、取り入れたいポイントが多かった。第1章だけは星5つ。でもちょっと自分の求めてた本と違ったため評価下げてます。想像以上に、主に欧米での服装やパーティーマナー等についてページが割かれていた。すぐにそういう場所に行くチャンスはないかもしれないから、まぁ教養という意味で軽く流し読み。
    以下フックメモ
    ◆正解という答えより、知識を自分なりに応用し、自分で考えてたどり着く過程を重要視する
    ◆show&tell 4歳 ものをみせ、話す。どんなことを知りたいか、知るためにどのような情報を集めたらいいか、集めた情報をどう使うか、どう思うかを発表。Q&A
    ◆自問する。選択肢を与え決めさせる。なぜそれを選んだかを問う。
    ◆親が自分の人生をどう生きたいかという問いに答えろれるように
    ◆論理的思考を養う。ロジカルシークエンス ルールを破ったらどんなことが起こるかを論理的に推論させる。次に、起きたことに対する対処法を考える。
    ◆議論の文化。命令や指示出しをやめる。小さいことでも何か質問する。どんな意見でもまずは認め、訂正や批判、否定をしない。意見を言ったことを認められることで自信をもつ。
    ◆causeが大事。自分一人のためではない、もっと大きなビジョンを持つ。自分はみんなのために何をしたい?
    ◆自分を魅せることができないとつまらない人。自己紹介にはパッションとcauseを盛り込む。やってみたいこと、そのためにやっていることなどを盛り込む。
    ◆mingleの会話では、相手を知る質問に徹し、相手のためにどんなことができるかを考え、それをエピソードを使ってやんわり伝える。

  • 著者は大学時代二度留学し、外資系企業で働くが、更にロンドンの大学院に留学し、米国の弁護士と結婚しワシントンDCに住む。しかし、それだけのキャリアをもってしても、米国ではさまざまな階層におけるコミュニティで、輪に加われず困惑していたという。そしてその原因の一つの大きな要因は日本人の自己主張のなさにあったことに気づく。とにかく米国では子供の時から、自分はなぜそう考え、その理由は何かという事を学校で訓練されている。日本ではただひたすら知識を積み上げていき、いかに多くの事を知っているかが評価されるが、あちらでは自己の知識を基に、自分としてはどのような考えに至ったかが大事とのこと。
    リベラルアーツ・Cause(社会とのかかわり方)・ポリティカルコレクト・ドレスコード・食事のマナー…どれも普通の日本人には自然には振舞えない事では無いだろうか。
    著者も様々な失敗を繰り返し、学んできたようだ。子供のうちからある程度躾けられていないと、なかなか困難だと感じた。

  • 内容が具体的なので参考にしやすい。海外へ行く予定があったり、いつか子どもが留学する可能性があるならなおさら。

  • 今まで何冊か読んできた彼女の本とは、また違う目線の本。後半は、実践的な海外での振舞い方。

    P49 ロジカルシークエンスを取り入れる

    P54 議論で子供が意見を言う機会を増やす

    P69 アメリカの人気You tubeチャンネル

    P93 Cause

    ・どう思うか
    ・良くするために、自分に何ができるか
    ・家の手伝いから始める

    p113 知っておくべきポリティカルコレクトな言い方

    p116 議論のルール

    ・会話には、「話す力」以外にも「聞く力」「共感力」「理解力」などの要素がある

    ★こどもの性格を変えるよりもすべきことは、
    好感度の高い議論のルールを教える

    ・会話のキャッチボールを心がける

    ★聞き役になる
    ★良い聞き役になるために相手に質問をする
    ★良い聞き役は話している人を遮らない
    ★良い話し手は自分ばかり話さない
    ★良い聞き役と良い話し手は相手を否定しない

    P138 子どもの英語力の伸ばし方

    ・親子で英語の料理本のレシピを見て作る
    ・読み聞かせ
     -幼児に「Biscuit」
     -小学生の女の子「Romona」「Junie B. Jones」
     -小学生の男の子「The magic school Bus」

    P153 教養を感じさせる、感じさせない
        ボディーランゲージ一覧

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著者プロフィール

Shigeko Bork BYBS Coaching LLC代表。ICF(国際コーチング連盟)会員ライフコーチ。アートコンサルタント。福島県生まれ。30歳目前に単独渡英し、美術系の大学院サザビーズ・インスティテュート・オブ・アートに入学、現代美術史の修士号を取得する。フランス語習得のための留学中、のちに夫となるアメリカ人と出会い1998年に渡米、結婚し娘を出産する。「どんなときも自分らしく強くしなやかに生きていく力を」という願いのもと、ワシントンDCで育児をスタート。非認知能力育児に出会い、研究・調査・実践を重ね、自身の育児に活用。娘・スカイが18歳のときに「全米最優秀女子高生The Distinguished Young Women of America」に選ばれる。子育てと同時に自身のライフワークであるアート業界のキャリアも構築、2004年にはアジア現代アートギャラリーをオープン。2006年アートを通じての社会貢献を評価され「ワシントンの美しい25人」に選ばれた。現在は、セカンドライフをライフコーチとして、全米・日本各地で子育てやママに向けたコーチングを展開中。

「2022年 『しなさいと言わない子育て』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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