- Amazon.co.jp ・マンガ (179ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592113010
感想・レビュー・書評
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帰省中に実家で再読。第1話「真夜中のカーボーイ」1980年ロサンジェルス、フランス人留学生のジェラール(ジェルくん19歳)はジャーナリスト志望で新聞部に所属している。大学内の有名人シャールとひょんなことから知り合い、彼の豪邸に下宿することに。同居人は保護者代わりのイギリス人の紳士バトラー、日本人で15歳の女の子・翼ちゃん。
シャールは目立つ美貌、金髪、スキップしているので大学生だが15歳、アラブの石油王の息子という噂。容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群でありながら明るく社交的で人気者、しかし本心をなかなか読ませないシャールの言動にジェルは振り回される日々。ある日、シャールが実験室で培養していた黴が偶然変異を起こし、それを兵器利用しようとする組織から狙われ・・・。
とにかくシャールくんがカッコイイ。無邪気で傷つきやすい15歳の側面と、年齢以上に大人びた冷めた側面がくるくると入れ替わる。読者の視点となるジェルくんも、真っ直ぐなのにどこか抜けていて、シャールが気を許す気持ちがわかる。
当時の少女マンガとしては画期的な設定、展開だったんじゃなかろうか。イメージだけど、それまでの少女マンガは現代と同じく日本のラブコメのほかは海外といってもヨーロッパが舞台の大河ロマンのようなものが多く、現代アメリカの若者をオシャレにポップに、なおかつ恋愛メインではなくカタルシスをもって描いた作品はとても新鮮だった記憶(吉田秋生の『カリフォルニア物語』が同時代だけどもっと暗かった)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
名作少女漫画を紹介するムック本?に紹介されていて気になっていた漫画。
私は思春期になるどころか生まれてすらいなかったので新鮮でした。
基本的にドタバタコメディなのですが合間に見える15歳のシャールが可愛かったです。
こういう時期の子供って怒ってくれる相手に飢えているのでしょうね。
シャールは早熟だからこそ余計そうなるのかも。
あと翼ちゃんが可愛かった♪ -
1980年代のマンガ。
母がもってたのでちっこい頃から読んでました。
とても、とてもいい作品。
最近久しぶりに読み返してみて、
昔あまりわかっていなかった話のスジとか、
それぞれのキャラクターの思いとか、
作品にこめられたメッセージとか。
そういうものがよくわかりました。
読んでいて心温まる作品。
何度読んでも面白い。
昔の作品とはいえ絵柄はなじみやすいものなので、
ゼヒ読んでほしい一作です。 -
これがきっかけで成田さんの漫画を買うようになった。
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タイトルでSFを想像していましたが、大学生のお話でした。シャールがとても美しい。そして翼ちゃんはかわいい!
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全8巻。