大奥 7 (ジェッツコミックス)

  • 白泉社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592143079

感想・レビュー・書評

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  • 男女逆転のストーリー。
    史実の吉宗にも、邪魔者を消して将軍にのし上がったという疑惑はありましたっけ。
    その前の段階で、将軍生母、じゃない実父の月光院が老中・間部を好きで微妙な緊張関係がある設定。
    大奥内の勢力争い…そうそう、とあれこれ史実やテレビの大奥を思い出しながら。

    それよりも江島生島のひねりっぷりがすごい。
    美貌と才知をうたわれた江島の~醜男ぶりがなんとも。これがいいやつなんですよ!
    歌舞伎役者は女性の生島。心は通い合っても、じつは何もなかったのに…残酷物語。

  • 面白かった。続きがきになる!

  •  男女逆転大奥の7巻。
     ようやく1巻のところに話が戻ってきました。(今までは回想というか、記録だったのだ)

     にしても、男は可愛い生き物ですな。
     
     美しい役者、生島に惹かれ、そのことで罰されることになる江島といい、間部に切ない思いを抱き続ける月光院といい、大奥というかこわれた世界だからなのか、想いは無垢であるといえる。
     対して、女は策略し、陰謀し、保身する。

     が、それこそ、男女逆転した故の形なのかもしれない。

     男女の性差と思われていた部分って、結局のところ環境が作りだしてきたものはのではないだろうか。
     少なくとも、男はこうあるべき、女はこうあるべきというジェンダーな部分は、社会的な責務とそれに伴う環境が作りだしたものであることは間違いない。

     で、それに気づいた(であろう)政宗はこのあと、どう動いて日本を動かしていくのだろうか?
     

  • ついに吉宗に戻りました。月光院君がもちょっとむくわれたらよかったのにね。

  • 壮大すぎて頭おかしくなりそう。おもしろすぎる。続きがどうなるのかさっぱりわからない…

  • またお会いできますよね

  • 先が気になる…

  • 江島生島事件って、うわあ、これは切ない……涙 でもすき。これで1巻戻ったというコメントをみて、すでに1巻の記憶がほとんどないことにwうんまた再読ですかね…

  • ついにきた江島生島事件。よしながさんの絵は、若者よりお年寄りに迫力を感じるところがすごいと思う。

  • 架空の江戸時代を舞台に生物学的な性別はそのままに社会的な性役割を逆転させ、幕府内のパワーゲームとその根底にある性役割に翻弄されるもの同士の人間関係を描く。今まではパワーゲームの中心にいる性的に優れた男女の話がメインだったが、7巻では自身の性的魅力が低いためにゲームに参加できない人間がメイン。いつも通りすごく面白かったが、巻末にはまた新たな問題が投入され、今から次の巻が待ち遠しい。

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著者プロフィール

東京都生まれ。代表作の『西洋骨董洋菓子店』は2002年、第26回(平成14年度)講談社漫画賞少女部門受賞。2006年、第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回(平成18年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。ほかの作品に、『大奥』『フラワー・オブ・ライフ』『愛がなくても喰ってゆけます』『愛すべき娘たち』『こどもの体温』などがある。


「2022年 『きのう何食べた?(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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