- Amazon.co.jp ・マンガ (171ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592172338
感想・レビュー・書評
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望月花梨の短編がふと読みたくなって古本屋に走ったら、
これしか置いてなかったのでとりあえず購入。
主人公の女の子よりも先輩のほうが好き(笑)
でもこの人の描く人物って、どのキャラも皆どこか客観的な部分があり(そして分別のある優等生が多い)
例えばどんくさい子でも意地悪な奴でも一面だけ描くということは絶対にしないというか、それが読んでいて安心させられます。
人間悪くないよと諭されているよう。
上手く言えないけど想像力が充満している。そして対人関係に比重があ
る所がしっかり少女漫画だと思います。
巻末の短編は文句なしです(笑)ちょっとホラーチックな所が好き。
もう描かないのかな。また何か出してくれないかなぁーと
こっそり思ってます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
桂川姉のお話。見込みのない片思いのつらさやら受験の重圧やらアイデンティティの揺らぎやら、思春期の苦みが満載。1巻から桂川姉には感情移入していますが、最後には吹っ切れたみたいで本当に良かった。ひとつの最終回を見られた感じの清々しさです。高校では新しい恋をまた始められればいいね。
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望月花梨の作品群はどれもドライ&ウェット両方の感覚の共存がある(もちろん誰にもあるんだけど)。そのバランスの危うさがこの人の持ち味に感じる。巻末収録の「傷あと」はそれが顕著だと思うなー。
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麗子の気持ちが切なく、でも最後はさっぱりとしていて好感が持てます。
「傷あと」は私も心当たりがあるので、読んでいて心が痛みました。 -
受験だとか家族へのコンプだとか友達だとか恋愛だとか。
重なって押し潰されそうになりながら、
足掻いて前へ進める麗子は清々しくて応援したい。
『傷あと』は自分の傷も疼くようで。
増えては痛むのにまた傷付く道を選んでしまう。
不器用な道でも愛せるのは強さなのか諦めなのか。 -
2巻から間を開けて、2007頃の購入
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望月氏にも憧れてる。