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- / ISBN・EAN: 9784592185864
感想・レビュー・書評
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ちょっとシリアス。ツンデレ同士はこうなる。
正直、わりと正面かららぶ描いたカンジなのでびっくらこいた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前世を忘れるということは、前向いて生きるということかもしれないけど、傍から見てると少しせつない…
朱奈と蒼一は幸せになれるかもしれないけど、アグライヤとディロスの思いはどこへ…? -
早く読みたいのに近くの本屋さんには6巻から
置いてませんでした・・・。←ヒド^^;
続きが気になるのに・・・ -
邪魔だったとしても完全に決別するのはやはり心もとない気分にもなるんだろうな。幼少期ではないのだから、丸抱えできた十数年がいらないはずもないですし。
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芹沢にロレイウスの面影を見る敬大は芹沢に友情を求める。敬大の傍に居るためにはどうすれば良いか知っている芹沢は敬大の前で親友の顔をする
でも、端から二人はどう見たって恋人にしか見えないわけで。他人からどう見られているかも、そして自分達が相手をどう思っているかもちらほら見え隠れしている二人もいい加減親友で居ることに無理が生じ始めているように思える
その無理が破綻し掛けたのがミラーハウスでの芹沢の発言なんだろうなぁ。敬大相手にここまで明確に言葉にしてしまうとは思わなんだ
でも芹沢以上の無理を抱えているのが敬大。過去と現在の境が判らず、友情と愛情の境に苦しんでいる。そんな苦難の中で更に極からのプレッシャーに耐えかねた敬大が、譲れない一線として芹沢に求めている関係性を明確にしたのは良かったと言えるのかな?
考えてみれば、死を経験した記憶を持つ敬大が「死ぬほど大事」と言い切るのは相当な覚悟を持っている証だよね
そうして敬大と芹沢の関係性が一旦落ち着いた後の第32話から始まるのは深影と朱奈の話だね
アグライヤとディロスという前世、そしてディロスの裏切りの記憶と消えたアグライヤの記憶。それらが複雑に絡み合い、アグライヤの影を求められた朱奈が反発したためにもう解決しようがない事態に思えたけど、終わってみればこの二人が一番少女漫画らしい恋愛をしてたんじゃないか?と思えてしまう不思議
前世の時点でアグライヤに特別な感情を抱いていたディロス。そして深影となった後も彼は朱奈の中にアグライヤを求めてしまう
が、アグライヤとしての記憶を失った朱奈はそうはいかない。深影が自分を求めるのは自分の中にアグライヤを見ているからだろうとしか思えない。そこに二人の齟齬が生じてしまう
だから、結局は御影が求めているのがアグライヤだけという訳でもなく朱奈であったも構わないと気付くまでが二人の問題になるというわけだね。そこまでの遠回りが長いこと長いこと
この巻の最後には朱奈が記憶を失った際のシーンがようやく描かれる。それを見るに「ポンペイの記憶は必要ない、遠い昔のことだ」と思えるようになることが前世の記憶を失う条件なのかな?
だとすれば、前世のあれこれに囚われ続ける敬大や凌、深影が記憶を保ち続けているのは納得だし、逆にロレイウスやセレナが現世に記憶を引き継がなかったのも納得できる
少しずつこの物語の着地点が見えてきたように思える巻だった -
【別置/請求記号】 726.1/ク-4/6
【資料ID】 1001011869