- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592220534
作品紹介・あらすじ
輝の目標は、同居中のツンデレ書道家・清水のお嫁さん。
良妻として風邪をひいた清水の看病に励むが……!?
清水の保護者としてのプライドと輝の欲望がぶつかり合う!
「俺は俺自身からも輝を守ると決めている」
自称“妹"が現れたり恋の矢印が絡まったり……
ツンデレ書道家×残念美少女のカオスな同居生活、進化し続ける第3巻★
2021年6月刊
感想・レビュー・書評
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"「お前 布団に潜り込むのは約束破った時って話だったろうが」
「隣で寝たので潜り込んでません」
「本気で入室禁止にするぞ
…文句は聞かねえぞ」
「いえ…
眼鏡無しの清水さんの感想を言ってなかったと思って」
「要らねえ」"[p.33]
帯の「キュンとギャグのせめぎ合い。」が的確すぎて笑っちゃう。
妹ができて、輝の好きの方向性に指摘が入って気になる終わり。
もう1人の習字の先生も近いうちに出てきそう。
読み切りも良かった。
読み切り「ヤンキーと野良犬」 -
付き合っているわけじゃないけど、バカップルみたいな触れ合いを繰り返す輝と清水。まあ、輝が一方的にじゃれ付いているだけと言えなくもないのだけどね
ただ、そのじゃれ付きによって発生するギャグ空間が他の追随を許さないレベルの強烈なものになっているのだから面白い!
この作品の名(迷)言集を作ったらそれだけでも楽しめそうな気がする
話の大部分はギャグ空間で構成されているけど、それでも話の要所要所では家族愛を求める輝の寂しさを清水がちゃんと理解して輝と向き合うものだから思わずほろりとさせられるようなシーンも有り、油断がならない
風邪で辛い状況下で変な構い方をする寂しげな輝を放逐せずに好きにさせるのは中々出来る判断ではない気がする。まあ、そういった場面に置いても結局は輝が主導権を握ってしまうわけですが
第11話から登場する輝をお姉様呼ばわりする心
この娘自体はコテコテのお嬢様キャラで輝大好き人間なんだけど、そんな濃いキャラの出現さえも清水とのイチャイチャのきっかけに変えてしまう輝の神経は図太いなぁ(笑)
一方で心がこうして輝を追って来てくれた点に関して、そこに自分の変質を感じ取り輝が喜んでいたという流れは良かったなぁ
心がこうして輝の近くに残ったのも輝の妹宣言の他にこうした輝の心の動きを感じ取った面もあるのだろうし
輝と清水の触れ合いは非常に賑やかで面白くドキドキさせられるもの。けれど、そのドキドキは恋愛的な意味でのドキドキとは少し方向性が異なっているのも確か
これまでは清水への『好き』の中に家族愛も混ぜているのだろうと軽く考えていた。
けれど柊が輝への好意を本格的に自覚した事で事態が一変する。輝への好意を自覚したからこそ柊は感じ取ってしまうわけだね。自分と輝のドキドキの違いを
柊が突きつけた輝の想いに含まれるかもしれない過ち。これに輝はどう返すのだろうか?
……まあ、輝の場合、そんなの知ったこっちゃないと我が道を行きそうな気もするけども(笑)