贄姫と獣の王 14 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 193
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592223047

作品紹介・あらすじ

セトの謀略により、民の前で人間の姿にされてしまったレオ。
さらに暴走は止まらず、セトは王の座を乗っ取ろうとしていく。
呆然とするレオを連れ身を隠すサリフィだが、街ではセトが掲げる種族の階級制度により、争い事が起きるようになって…?
2020年8月刊

感想・レビュー・書評

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  • ▶episode.78~83

  • セトの謀略により、民の前で人間の姿にされてしまったレオ。 さらに暴走は止まらず、セトは王の座を乗っ取ろうとしていく。 呆然とするレオを連れ身を隠すサリフィだが、街ではセトが掲げる種族の階級制度により、争い事が起きるようになって…? 2020年8月刊

  • いよいよクライマックス。次巻は冬とのこと、待ち遠しい。

  • 遂に問題となったレオンハートの二面性。しかも人間との協調路線を訴える中での正体バレであるために衝撃は大きかったようで
    おまけにここに来て神官セトが本性を現し攻勢を仕掛けてきたものだから尚更
    ここで難しいのはこれが魔族の国で起こった事態であるがために、セトの行動は謀反ではなく糾弾であり、レオンハートは王ではなく賊徒として扱われてしまう点
    セトの言葉は正しいものとして扱われ、これまでレオンハートが訴えてきた言葉は間違ったものとして扱われてしまう
    それにより、これまでレオンハートが心血を注いで是正しようとしてきた不公正が元に戻ってしまう流れはキツイ……

    けれど、このセトの叛逆によって生じた、正当な王族である者を王とするのか自分が信じる相手を王とするのか、決断を促すかのような展開はこれまでにレオンハートやサリフィが積み上げてきたものも露わにしていく展開は面白い
    サリフィの選んだ相手を王とするラント、王はあの方だけだと信じるアミト、仕えたいと思うからレオンハートを王とするヨルムンガンド

    けれど、人間の姿を示されることによって積み上げてきた信頼を一瞬にして崩されたレオンハートはそうも行かないようで。あれだけ弱気になるレオンハートの姿は初めて見たなぁ……
    でも、ここでレオンハートに甘えるようなことを許さないのがサリフィであり、サリフィの言葉を支えに立ち上がるのがレオンハートなんだよね
    「私を逃げるための理由にしないで!」なんて女の子が言う台詞じゃないよなぁ。あまりに格好良すぎるよ


    そして始まるレオンハートの反撃と同時に描かれるレオンハート出生の秘密。正当な後継者として扱われながらぞんざいな扱いをされるレオンハートの過去は不思議でならなかったのだけど、こういう事情がありましたか

    人の姿を持つがゆえに苦しみ続けたレオンハート、獣王族の姿でなかったために顧みられなかったセト
    望まぬ形を持って生まれたこの二人の対立が国の形にどう影響してしまうのか、そしてこれまでレオンハートが訴えてきたものがどれだけの魔族に響いているのか、気になるね

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