Seasons

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 135
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592710356

感想・レビュー・書評

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  • わが百合バイブル竹宮センセの新刊!(*´Д`)ノ

  • きっちり「十年後」の描写があるのはいい。お見合い話が出てきたり、カムアウトしなきゃいけないかとか、地に足のついた感じは悪くない。しかし妙にキャラの区別がつきにくく、連作なのか独立作なのかが分からない。

  • 竹宮さんの原点を見るような作品集でしたね。
    とても竹宮さんらしい良い本でした。
    2次創作以外の同人誌というものに殆ど接せず生きてきましたが、これほど面白いとは。
    好きな物を好きなように描く・表現するっていう意味では、きっと商業誌より作家自身が出るから良いんだろうな。

    内容については・・・そうだな、今までの作品より更に非常にシビアな感じ。
    あー、なんて言うんだろ。
    ご本人も既にカムしちゃってるけど、同性との恋愛をしている中でここまで現実的な感情の揺れ(嬉しさ、楽しさ、辛さ、悲しさ、寂しさ、怒り、嫌悪など)を、外野ではなく当事者達が抱えてる事を表現している作品は少ないんですよね。それと必ずしもハッピーエンドではない事なども。
    生々しいというか、でもこれがリアルと言うか。だって人間だもの。
    大方の作品が、困惑、辛さ、悲しさ、諦め、楽しいを経て幸せになっていくんだけど、それらとはちょっとだけ、目線が違う。
    恋愛話と言うより、より『生きている』事に重点を置いて同性愛を描いている、そんな風にいつも感じます。
    ご自身も女の子好きですからね。流石と言いますかだからこその厳しさと言いますか。

    だから、良くある『女友達への友情が実は愛情だった事に気がついて、途惑いながらもその恋を成就させていく女の子達のお話』を期待するなら、きっとちょっとだけ裏切られた気持ちになると思う。

    今『楽園』で連載している作品にも顕著だけど、竹宮さんのこの『日常の中にある普通の同性が好きな子達のお話』。
    是非、色々なセクシャリティの人達に読んでもらいたいなと、結構切実に思ったりしてます。

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