- Amazon.co.jp ・マンガ (132ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592712299
作品紹介・あらすじ
表題作はじめタービン事始め、日露戦争の旅順港夜襲、二次大戦時の英仮装巡洋艦対独巡洋戦艦、ノルマンディ上陸作戦を迎え撃つ独水雷艇など近代軍艦による海戦史8篇収録。2023年9月刊
感想・レビュー・書評
-
「白い艦隊」で知った黒井緑さん。タイトルから察するに、すごく趣味的な漫画描いています。
近代の巡洋艦の戦闘をピックアップした短編八話。ミリタリーは興味はあれど、全く持って門外漢なので、どれもこれもワクワクして読みました。
一番は「ダーダネルス、未だ通れず」ですかね。意気揚々と乗り込んできた奴らを返り討ちにするというのはいい、単純に好みです。余裕でいけんだろ、と甘く見積もってるチャーチルを虚仮にする感じ、いいです。
タイトルの「重戦車対巡洋艦」もよかった。互いに、攻撃目標として想定されてはいないだろうけど、出会ったからには見つけたからにはぶっ潰すぜ、という兵器の性でしょうか。
全話通じて、搭乗人物がイカれてるメンタルなのが、エンタメとしての戦争漫画という心持ちで読めましたね。
戦記物の魅力的な部分です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
”三隻対五千隻”
ノルマンディー上陸作戦をドイツ海軍視点で見ると
こんな”男一匹ガキ大将”的になるのか(例えが古すぎるw) -
今回は小粒が多かった気がする
-
前の刊「白い艦隊」(光文社)では米海軍の世界周航を描いていたが、その時に足りなかった戦闘描写の鬱憤を晴らすかのように「描くぜ描くぜ」とばかりに描いている。
もうどれもノリにのっている感じで、過去作でトップクラスではないかと思う。
個人的には戦史に聞いていた表題の「重戦車対巡洋艦」を詳しく読めただけでも大満足。 -
近代軍艦による海戦史を描いたコミック(2023/09/29、902E)