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- Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592750048
感想・レビュー・書評
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皆川さんの文体は、華麗で堅牢である。
凄艶という言葉が似合うだろうか。
個人的には妖異譚のようなものの系統の方が好みだが
この本もやはり面白くて、一気に読んでしまった。
とろりと濃い闇の中を、黄金のオペラグラスで覗くような
陶酔感と、堕ちていく快さ。冷たい美しさがあるように思う。
人の心の迷宮は、なんて不可思議なものか。
他の巻も是非精読しようと考えている。詳細をみるコメント0件をすべて表示