- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592850946
作品紹介・あらすじ
大学生の健児は、昔から『失敗大将』と不名誉なレッテルを貼られ続けてきたヘタレ。かつての柔道部仲間と行った母校の文化祭で、好みの美少女をナンパなどとらしくもないこをしでかしたのも、その汚名返上のためだ。が、勇気を出して声を掛けたコスプレメイド美少女は、女装男子だった!!!!結局失敗し落ち込む健児だが、そればかりかバイト先の予備校でその子と講師と生徒として再会してしまう。逃げまくる健児とは裏腹に、その子は健児に興味がある様子。ぐいぐいぐいぐい迫られて…。クマ対ネコの駆け引きエロラブバトルの結末は。
感想・レビュー・書評
-
暗くてドロッドロな愛欲絡みなお話がうまい丸木センセですが、こちらはエロコメ仕立てでくすっと笑える楽しいストーリーでした。
予備校講師バイトのガチムチ大学生×男子校の文化祭でメイドコスプレしていた小悪魔ちゃん。
男っぽいけどちょっと鈍くさい健児は、女の子と間違えて敦をナンパしちゃって、大失敗。凄く恥ずかしい思いをしたばかりか、バイト先の予備校でその敦と運命的な再会をしてしまうことに。
二人ともノンケで男とどうこうするなんてことは全く念頭にはなく、それでもなんだか相手のことが忘れられなくなってしまい、半信半疑のまま気が付いたらお付き合い状態になっていくのです。
健児も敦も、友人の口車に乗せられてしまっているところも見受けられるんですよね。恋人同士になるなんてありえない二人が、友達の見当違いなアドバイスであれよあれよという間にラブラブになってしまいます。健児は敦にからかわれてるだけなんじゃないかと悩み、敦が飽きっぽい性格と聞き及んで、いったん付き合って飽きられようと画策します。健児はそういうやり方がいかにも流され侍的で、外見とのギャップがありすぎて面白い男です。しかも、途中から隠されていた嗜好も見えてきてびっくりなんです。
敦も、単に気になるだけだったはずなのに、どんどん健児に夢中になって最終的には恋する乙女状態に変化していっちゃいます。そんな二人の様子がおかしくて、エロくて、とってもかわいいんです。
挿絵が鬼嶋兵伍センセということで、ガチムチ好きにはたまらないことになっています。で、鬼嶋センセの描く健児が最初ヘタレ入っていたのに、中盤から変態な一面を露わにしてきて(しかも無自覚)、Hシーンがとってもエロくなっていたところが、ストーリー&イラスト両方から楽しむことができて大変おいしかったです。
健児は敦のことが好きすぎて、嫉妬のあまりスパンキングや緊縛その他もろもろハードなプレイに及んでしまうんです。そのエスカレートっぷりが丸木センセらしく、でもいつもと違って痛くなくエロかわいいのが意外で喜んでしまいました。
かわいく仕上げようとしてるんだけど、やっぱり丸木センセの趣味が前面にしっかり出ているな~と( ̄ー ̄)ニヤリ
ただのときめき恋物語じゃなくて、ドキドキがありながらもかなりやらしいエロ満載なので、萌えます。花丸BLACKらしい内容です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
受けがなかなかにビッチかわいかったのですが、ラストがそのう、軽くトラウマに……
表紙のハードルの高さも含め、全体的にかなりの上級者(なんのだw)向けな感じがあると思われます。 -
野獣なネコなのに、いつの間にやらクマのほうが野獣に(笑)。
なんかかわいそうだけどラブラブでよかったです。おいしい小説で満足です。
あぁ、良い買い物したけど私、朝からこんなの読んでおりました(笑)。 -
▼あらすじ
柔道部の仲間と母校の文化祭に参加した大学生の健児は、そこでメイド服の女子に人生初のナンパを敢行! けれどその子は実は男だった。しっぽを巻いて逃げるが、バイト先の予備校で再会して!? ]
***
表紙の肌色の多さに惹かれて購入したらドンピシャでした。
内容は"ヘタレ熊系大学生(童貞)×襲い(誘い?)受け高校生"です(笑)
鬼嶋伍兵先生の描くイラストが濃くてエロくて最高。
話もコミカルで面白いし、買って良かったと思いました。 -
ガチムチのクマ男の鬼嶋センセーのイラストがタマラン!
丸木さんの作品でも、軽くてコメディー寄り。
だが、安定の執着攻めも短編で楽しめた。
受けが、ウジウジ根暗でないから、
嫉妬で暴走した攻めを難無く乗りこなすあたり、カッコカワイイです。
今までと違った丸木作品を楽しめた。 -
★3.0。お人よしで体力馬鹿なヘタレ童貞攻が受に翻弄されつつむしゃぶりつく系の話かと思い込んでた私。ところが別にお人よしのヘタレではなく、今や理系講師で柔道描写もなく、何より普通に恋愛遍歴があり、むしろHは最初からドSで手慣れた感じだなんて…ちょっと残念。ヘタレから徐々にエロ魔人に変質していく攻を期待してたんだけどなあ。コロコロ視点が変わってサクサク進んで行くのであまり感情移入は出来ず、さらっと読み。最後のSSみたいなヤンデレ化もいつもなら好きなんですが、今回はどうも違和感がありました。
-
丸木さんとは思えない明るさ、軽さ、ラブラブさ。たまにはこんなのもよろしいかと。
クマのイメージにぴったりのイラストでした。 -
文華先生のライトなモノっていうから、どんなかと思ったら…攻めがどんどんドS化~挿絵は鬼嶋先生のガチムチで美味しかったです