- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592876847
作品紹介・あらすじ
ロウクラス種クロシジミチョウ出身の里久は、絶滅危惧種の為ハイクラス名家でクロオオアリの有賀家に保護されている。管理された生活の中、有賀家の「王」になる綾人だけは里久に優しかったが、綾人が高校に行ってからは会うことも手紙さえも拒否されていた。それでも綾人だけを想い続ける里久は、ある日綾人が病気にかかり治療には自分が必要だと知らされ、綾人の元に急ぐ。けれど、再会した綾人は別人のように冷たく、「治療」だと称し無理やり里久の体を奪い…。擬人化チックファンタジー再び登場。
感想・レビュー・書評
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ssで里久の前では格好つけたくてもうまく感情をコントロールできない狭量な綾人さんが見れてとても満足 かわいいね
穏やかな陽光が差し込むような、暖かな場所が似合う二人が慎ましやかな愛を育てていた様子がよかった -
ムシシリーズ2作目。
ファンタジーと現代要素を上手くからめた珍しい世界観だけど、小難しいことはなく恋愛のみに振り切れているのが良い。
ストーリー自体は、一組のカプをこれでもか!とすれ違いさせる王道的なもの。
それでも飽きさせないのは、そうした黄金パターンにキャラクターの当てはめがとても上手いのと、そのキャラの心情がしっかり描かれているからなのだろう。
そうしたこともあって、あっという間に読み終わりました。
BLというより、恋愛を堪能した感じ。 -
愛の巣へ落ちろ!シリーズ2作目
有賀綾人(クロオオアリ)×黒木里久(クロシジミ) -
すっごい砂吐きそうなほどの少女の夢的なお話。これのCDの方を先に聞いてたけど、こんなに乙女の夢な話をあの声優さんが可愛らしく弱々しく演ってくれたのかと思うと申し訳ないくらい神々しい。
すんげえ乙女の夢詰め込んだ話でしばらくこういうテイスト避けたくなったけど、正直に言うと何度も泣かされました。だって乙女の夢物語なんだもんよ!泣いたよ!!くそう、いい話だった…… -
2012年出版の本です。今更ながらキャンペーンもやってたし、孕み系もあるとのことなんで読んでみました。
残念ながらこの本は孕み系ではありませんでしたが、多分他の同じシリーズものでしょうね。評価も凄く良かったのですが、擬人化…獣系ならよく読んでるんですが、ムシ…ねぇ…と今まで読んできませんでした。
しかし!虫といってもそんなに虫虫してなくて、言うなれば虫の外見じゃなく、生態の方ですね。
他の方が沢山レビューされていますので詳しくはそちらで(笑)とにかく切なくて痛い。痛いって言ってもこの本の場合切なさ、心の痛みが殆どですね。この本1冊で何度泣いたか…こういう話好きです! -
ムシシリーズ2作目。
クロオオアリ・綾人×クロシジミチョウ・里久。
健気受!もう里久が可愛い!可愛いけど可哀想で ( ˃ ⌑ ˂ഃ )
そして、綾人…人の話聞こうよ…^^;
記憶喪失ものだけど、記憶を失ってもやっぱり綾人を好きになる。
切ないし里久が可愛いし
綾人も苦しかったんだろうな〜と思うと
切なさと愛しさが
後半の綾人目線のお話。
里久が可愛いくて可愛いくてどうしようもなく大好きで。
もう里久にメロメロな綾人が見れて満足(*´ω`*) -
親ならば子供の幸せを一番に願うものだけれど、大きなものを背負っているとそうではないのかなぁ。
や、幸せを一番に願っちゃうとこの子たちのストーリーが2ページくらいで終わっちゃうんだけどさ。
大人たちの愛というエゴに振り回された二人。幼かった二人にはちょっと辛すぎるよね、これは。